「岸田政権は経済オンチともいえる反アベノミクスの姿勢を示し、国債でというのは、未来の世代に対する責任として採り得ない、などと防衛増税や異次元の少子化対策増税に走ろうとしている。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1955年東京都生まれ、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業、博士(政策研究)で、1980年大蔵省(現・財務省)入省、内閣府参事官(首相官邸)などを歴任した後、現在は株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授の高橋洋一さんが書いた、こちらの書籍です。
高橋洋一『日本の常識は、世界の非常識ーこれで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』(徳間書店)
この本は、著者が日々起こる出来事について、ネットなどでタイムリーに発信しているコラムを中心にまとめた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.日銀総裁交代で、日本経済はどうなる
2.「円安になればGDPが増える」当たり前の事実
3.「埋蔵金」は使わせない。あくまで「増税」に走る財務省の奇妙な論理
4.ウクライナ戦争で大きく変わる世界秩序
5.習近平独裁体制になった危うい中国
6.思いつきの「少子化対策」、欺瞞だらけのエネルギー政策
この本の冒頭で著者は、「読者の方々も、世界が激動しつつある中で自分たちの利権は手放したくない人々に騙されることなく、真実と未来を見抜く力を備え行動してほしい。」と述べています。
本書の前半では、「日銀総裁交代で、日本経済はどうなる」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 日銀は事実上、政府の子会社
◆ 増税と利上げでは、賃金上昇に向かわない
◆ 黒田日銀10年は、雇用確保が歴代最高
◆ バーナンキのノーベル賞受賞をマスコミはあまり触れない
この本の中盤では、「円安になればGDPが増える当たり前の事実」および「埋蔵金は使わせない。あくまで増税に走る財務省の奇妙な論理」について考察しています。主なポイントは次の通り。
◆「32年ぶりの円安」は日本にとって大チャンス
◆ 日本の金融引き締めは時期尚早
◆ 増税の前に「埋蔵金」と増収という手がある
◆ 防衛費増額でなぜ「埋蔵金」を使わないのか
本書の後半では、「ウクライナ戦争で大きく変わる世界秩序」「習近平独裁体制になった危うい中国」および「思いつきの少子化対策、欺瞞だらけのエネルギー政策」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 変わる世界秩序で米国が中国を抑えつける好機
◆「減速」では済まない中国経済
◆ 中国の土地爆買いには「相互主義」で対応すべき
◆ 財務省が考える「種子か増税」
◆ 電気料金低下に貢献する原発
あなたも本書を読んで、「日本経済を停滞させているのは誰か」を学び、真実と未来を正しく見抜いていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3174日目】