老後2000万円問題、年金が破綻するなど、大嘘がメディアによって広がることに警鐘を鳴らしている本があります。
本日紹介するのは、1955年東京都生まれ、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業、博士(政策研究)で、1980年大蔵省(現・財務省)入省、内閣府参事官(首相官邸)などを歴任した後、現在は株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが書いた、こちらの書籍です。
髙橋洋一『老後資金2000万円の大嘘』(宝島社)
この本は、増税を狙う政府と手数料稼ぎが目的の金融機関によるプロパガンダに騙されないように、「定年後の暮らしは年金だけでも大丈夫!」と説明している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.年金は絶対に破綻しない! 年金問題の大嘘
2.金融機関に騙されるな! 老後資金の大嘘
3.国債は最強の金融商品である! 国債にまつわる大嘘
4.知らないと大損する! 住宅問題の大嘘
5.イメージではなく数字で判断せよ! 日本経済の大嘘
本書の前半では、「年金は絶対に破綻しない! 年金問題の大嘘」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 年金制度は「保険数理」で破綻しないように設計されている
◆ 年金は「貯金」ではなく「保険」
◆ 50年間払った額と20年間で受け取る年金額は同額
◆ iDeCo は税制の恩典があり、所得が大きい人ほどメリットあり
この本の中盤では、「金融機関に騙されるな! 老後資金の大嘘」および「国債は最強の金融商品である! 国債にまつわる大嘘」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 再就職ではなく「自営業」をすればいい
◆ 現役時代に副業をして自営できる仕事を見つける
◆ 超低金利の今は、国債が有利
◆ 国債は最も安全な金融商品
本書の後半では、「知らないと大損する! 住宅問題の大嘘」および「イメージではなく数字で判断せよ! 日本経済の大嘘」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 35年もの長期リスクを抱える持ち家より、賃貸が賢い選択
◆ 外国では、持ち家の人は半分以下
◆ 利上げはすでに政府の既定路線
◆ カーリース、カーシェアリングも選択肢に
◆ 日本が財政破綻する確率は1%もない
◆ 円安は失われた30年を取り戻すチャンス
◆ 日本の給与が低いのは、お金の伸び率が世界最下位のため
◆ 日本はまだデフレから脱却していない
◆ 外国の生産拠点はドル建てのため、円安で投資収益が大幅に上がる
あなたも本書を読んで、正しい情報を理解し、生活設計を作っていきませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【3105日目】