「自由に動ける時間って意外と短い」「長い長いといわれる老後も、自分らしく好きに動ける時間って限られているのだ」と述べている本があります。
本日紹介するのは、大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターになり、NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当、CFP取得後、現在は、生活経済ジャーナリスト、ファイナンシャル・プランナー、人材開発コンサルタントの和泉昭子さんが書いた、こちらの書籍です。
和泉昭子『定年後のお金、なんとかなる超入門 インフレ時代のセカンドライフ』(KADOKAWA)
この本は、著者自身が経験した、セカンドライフをハッピーにするために立てた戦略を紹介っしている書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.はじめに
2.60歳からの人生は「前厚」で
3.60歳からの「出るお金」と「入るお金」
4.退職金・年金のもらい方は自分仕様で!
5.お金の使い道を分けておく
6.老後のお金の運用法
7.60歳からの仕事
8.「前厚」の不安を解消する医療と介護のお金
この本の冒頭で著者は、「何歳までどのくらいのペースで働き、どのタイミングで使うのかの戦略を立てることがとても重要だ」と述べています。
本書の前半では、「60歳からの人生は前厚で」および「60歳からの出るお金と入るお金」について、次のポイントを説明しています。
◆ 自分軸の老後の過ごし方を考える
◆ 老後は「前厚」に生きると決めて、お金の使い方を考える
◆ 長い目で「入るお金」の目処を考える
◆ 定年後の赤字の源は「特別費」にあった
◆ キャッシュフロー表を作ってみる
この本の中盤では、「退職金・年金のもらい方は自分仕様で!」および「お金の使い道を分けておく」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆「年金の繰り下げ制度」を活用する
◆ 老齢基礎年金、老齢厚生年金を別々に繰り下げられる
◆ 定年後に使える資産を「見える化」
◆ 使い道に合わせてお金の保管場所を分けておく
本書の後半では、「老後のお金の運用法」「60歳からの仕事」および「前厚の不安を解消する医療と介護のお金」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 積み立て投資でリスクを減らす
◆「投資信託」が50歳からの投資に向いている
◆ 2024年からNISAが一生涯使えるようになる
◆ 50代のうちから仕事の価値観をシフトチェンジ
◆ 定年後は起業して自分のキャリアを活かす
◆ 在宅で受けられる介護サービスを理解しておく
◆ プロの介護サービスを徹底的に利用する
◆看取りまで対応可能な介護施設を知っておく
この本で提示している定年後のお金の戦略は、拙著『定年ひとり起業』(自由国民社)および『定年ひとり起業マネー編』(自由国民社)にて提唱している老後マネープランや定年後ライフスタイルと共通する部分が多く、共感しました。
あなたも本書を読んで、インフレ時代の定年後のお金やライフプランを考えてみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【3069日目】