「誰もが実践可能な、家庭もキャリアも、賢くしたたかに楽しく輝ける人生戦略」を自らの経験から発信している本があります。
本日紹介するのは、外資系メーカーに16年勤務、長時間労働が当たり前の中、子持ち管理職経験から「分解思考」で時間を捻出、ワンオペ育児の合間に、「ワーママはる」名義での発信をスタート、発信業、文筆業、不動産賃貸業など、会社員以外での収入経路を複数確保、2020年4月に会社員を卒業し、サバティカルタイム(使途用途を決めない学びの休暇)に入り、その後、オンライン・スタジオヨガ「ポスパム」、母と子のスキンケアブランド「soin(ソワン)」を立ち上げ、音声メディア「Voicy」では4000万回再生超えを記録してトップパーソナリティとして活躍する尾石晴さんが書いた、こちらの書籍です。
尾石晴(ワーママはる)『ワーママはるのライフシフト習慣術』(フォレスト出版)
この本は、「マルチステージ」を歩み始めた著者が行った思考法や実践法を、今まで培ってきた経験や知識、知恵を交えながら、「仕事」「人間関係」「子育て」「お金」「学び」の5つのテーマで伝えている書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.「仕事」の習慣
2.「人間関係」の習慣
3.「子育て」の習慣
4.「お金」の習慣
5.「学び」の習慣
この本の冒頭で著者は、「30代半ばから『人生100年時代の人生戦略』を深く意識し行動を始めました。」と述べています。具体的には、複数の収入経路をつくる、キャリアを再考する、思考を変えるなどを実践している、ということです。
本書の前半では、「仕事の習慣」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 夫婦は共同経営者である
◆ キャリアの「マイものさし」を持つ
◆ 家庭でも役立つ「属人化防止術」
◆ 4つの質(①結果、②関係、③思考、④行動)から生産性を上げる
◆ ①ゴール重視、②「なぜ」で視座を上げる、③枠や制約をうまく使う、④タスクを細かくするクセをつける
この本の中盤では、「人間関係の習慣」および「子育ての習慣」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 家族のミッションが夫婦仲を良好にする
◆ 夫婦でキャリアの方向性を決める
◆ サードプレイスが人間力をつける
◆ 分人ロールモデルを設定する
◆ 機嫌がいいと「信用残高」が高まる
◆「召使いママ」になってはいけない
◆「子育て指針」を具体的に決める
◆ 親としての視点は「ブルドーザー型」でなく「ヘリコプター型」に
◆ 自分の中の「アンコンシャスバイアス」に気づく
本書の後半では、「お金の習慣」および「学びの習慣」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆「家庭の収支」を夫婦で把握する
◆ 家計のミニマム化と「支出の罠」を避ける
◆「インデックスファンド」×「積立」×「長期」
◆ 目的を考えて、投資法を選ぶ
◆ 収入5%の自己投資が稼ぐ力をつける
◆ 知識・スキル・思考力・コミュニケーション力が汎用性の高い能力
◆ 自己投資はいずれ大きなリターンになる
◆「共働きの継続」は最高のリスクヘッジ
◆ 働き方には「労働集約型」と「資本集約型」の2種類ある
◆「フロー型」と「ストック型」の収入経路を考える
◆ 地位材は浪費の典型例
◆「未来への不安病」にならないために、現状を知り、継続して稼ぐ力を持つ
◆「学ぶ」ための3条件は、①健康状態が安定、②自発的に学びたい気力、③時間を確保
◆ 余裕の順番が「学び」の習慣をつくる
◆「好き」が原動力になり、努力を娯楽化する
◆ 職業人生は、人生に2度やってくる
◆ 過去の経験が将来の「種」になる
◆ インプット・アウトプットする習慣で無形資産をつくる
◆ 知識、スキル、信頼、経験、人脈、健康という無形資産
◆ 仕組みづくり力が習慣化を促す
この本の締めくくりとして著者は、「漠然と過ごしても、『人生を主体的に生きる方法』は誰も教えてくれない。」と述べています。
あなたも本書を読んで、人生の向きや位置を変え、人生に変化を起こす「ライフシフト」のコツを学び、自ら実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3023日目】