「定年は、家族や仕事に変化をもたらす人生の大転換期。だからこそ、女性にとっても男性にとっても人生後半のステージが、身軽で心浮き立つ愉快なものとなりますように。」と述べて、その方法を伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、早稲田大学文学部卒、学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪のメソッドを構築、「断捨離」関連書籍は累計600万部を超えるミリオンセラーとなり、現在は一般財団法人 断捨離@代表のやましたひでこさんが書いた、こちらの書籍です。
やましたひでこ『定年後の断捨離 ~ モノを減らして、愉快に生きる』(大和書房)
この本は、生活空間におけるモノを1つひとつ点検し、これから先の人生を共にしたいモノを選び抜いて、生活空間そのものである家について、それを取り囲む土地や地域について、さらに人間関係について、「要・適・快」「不要・不適・不快」を問いかけていく書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「これまでの常識」を断捨離する
2.定年前から始める断捨離
3.何をどう捨てるか
4.「家」をダウンサイジングしよう
5.夫婦の定年
6.移住のススメ
この本の冒頭で著者は、「私たちはいつ死ぬのかわかりません。ということは逆に、死ぬまでは生きていくということ。大事なのは、終活として人生をどう終わらせていくかではなく、どうよりよく生きていくかです」と述べています。
本書の前半では、「これまでの常識を断捨離する」および「定年前から始める断捨離」について、以下のポイントを説明しています。
◆ とにかくモノを減らす
◆ 主婦を「定年」する
◆ 家と土地に縛られない
◆ 新しい友達をつくる
◆ 「そこそこ人生」を断捨離する
◆ モノ(在庫管理)には、空間と手間と時間がかかる
◆ 片づけは「収納」以前の問題
◆ 定年後は「見切る力」が必要
この本の中盤では、「何をどう捨てるか」および「家をダウンサイジングしよう」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆「大きなモノ」を断捨離する
◆「まとめ買い」「つくり置き」は卒業
◆「着たい服」がひと目でわかるクローゼットに
◆ 何も置かないからキレイが保てる
◆「不要・不適・不快」になったら家も手放す
◆ 定年後、どこで暮らすかも自由
◆ 家を小さくするという選択
◆ すがすがしい空間は、元気の源
本書の後半では、「夫婦の定年」および「移住のススメ」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 定年後の夫婦関係は「家事」で決まる
◆「名もなき家事」が夫婦関係を壊す
◆ 定年は、夫婦関係が変わるチャンス
◆ 家事ができれば、「ひとり」に強くなる
◆ 移住は、事前の近くか、都市部か
◆ 家を買って、退路を断つ
◆ 広いリビングと大きなテーブルがあればいい
◆ その土地の「食」で暮らしを愉しむ
この本の締めくくりとして著者は、断捨離の「三重奏」を次の通り、紹介しています。
◆ モノが減ると、心が潤う。
◆ モノが減ると、家事も減る。
◆ モノを減らして、愉快に生きる。
あなたも本書を読んで、「断捨離とは、自分の人生を愉快に奏でるための演奏法」であることを理解し、定年後の断捨離でモノを減らして愉快に生きてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2992日目】