「その人の『伝達力』がそのまま、売り上げや年収という結果につながるのです。」「伝達力には『その人の全体評価に影響する』という特徴があるからです。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、高校卒業後、東京に引っ越し、19歳で日本マクドナルド株式会社にアルバイトで入社、23歳で正社員になり、30歳で店長に昇進、33歳で最優秀店長として表彰されるなど活躍、2010年に独立して、現在はYouTuberとしての総合力を身につける学校「ビジネスYouTuberの学校」を設立・運営するYouTube講演家の鴨頭嘉人さんが書いた、こちらの書籍です。
鴨頭嘉人『あなたのスピーチレベルがあなたの年収を決めている』(かも出版)
この本は、「ビジネスは話し方で決まります」「仕事はすべてコミュニケーション」と説く著者が、ビジネスや人間関係で成功する秘訣を「伝わる話し方」というコンセプトで分かりやすく説明してくれる書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.仕事は全てコミュニケーション-赴任先の店舗を全て日本一にした伝説の店長の働き方の極意
2.誰にでも身につけられる「伝わる話し方」
3.上達への一本道-「伝わる話し方」の正しい身につけ方
4.現場での実用方法-「伝わる話し方」の正しい使い方
5.「伝わる話し方」を学んで結果-話し方の学校・受講生のスピーチ
この本の冒頭で著者は、マクドナルドの社員になってからの自らの経験を紹介しています。
それは「コミュニケーションを取ることが一番の仕事」になり、先に思いを伝えるのではなく、「聴いてから伝える」ことの大切さです。そうすることで、アルバイトスタッフを社会に貢献できる大人に成長させることができた、と言います。
伝達力とは「想いを伝える力」のことであり、店舗経営、会社経営、人間関係の成功の鍵は伝達力を高めること、と著者は説明しています。
次に、「伝わる話し方」を身につけるポイントとして、以下の「学ぶ順番」を提示しています。
1.マインド(考え方・心の傾け方)
2.コンテンツ(話の内容)
3.デリバリー(表現力)
そして、「あなたの話が伝わらないのは、上手く話そうとしているからだ」と著者は指摘しています。いい話をしただけで本当に想いが伝わるわけではなく、マインドとコンテンツが繋がっていることが大切なのです。
続いて、「上達への一本道」として、「伝わる話し方」の正しい身につけ方や実践法として、次のポイントを挙げています。
◆ 聴き手の声にならない声を聴きながらしゃべる
◆「承認空間」でチャレンジして失敗しながら学ぶ
◆ 話し方は運動、実践を積み重ねれば成長の時が訪れる
◆ 生まれた感情を、たくさんの言葉を使って表現する
◆ マインド・コンテンツ・デリバリーを学び続ける
この本の最後には、著者の鴨頭嘉人さんが運営している「話し方の学校」の受講生4名によるスピーチが紹介されています。
いずれも、この本で提唱してきた「伝わりやすい話し方」を実践していて、具体的なポイントがよく理解できます。
あなたも本書を読んで、ビジネスや人間関係で成功する鍵になる「伝達力」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!