普通のサラリーマン家庭に生まれ、お金に翻弄されながら生きてきた著者の経験から導き出した「ケチらないで暮らすとなぜか豊かに20のこと」をエッセイ風にまとめた本があります。
本日紹介するのは、慶應義塾大学商学部を卒業、東京大学社会情報研究所教育部を修了、JPモルガン、チェースマンハッタン銀行に勤務、金融誌記者、国連難民弁務官本部での国連ボランティアなどを経て独立、現在は経済評論家の佐藤治彦さんが書いた、こちらの書籍です。
佐藤治彦『お金が増える不思議なお金の話-ケチらないで暮らすと、なぜか豊かになる20のこと』(方丈社)
この本は、経済評論家の著者が、旅行の本に続き、はじめてのチャレンジとして、お金に関するエッセイとして書いた書です。
本書は以下の20の話から成っています。
1.ボーノ、ボーノ! イタリア激安旅行に参加すると、サイゼリヤの偉大さに出会う
2.何を隠そう私は、「こっそり値上げ探偵」である
3.無限ループと資本主義
4.18日はダメよ
5.月末途中下車の旅
6.ギャンブル放浪記
7.Bar・クレジットカードにて
8.「アリとキリギリス」を疑うようになって
9.500円のワインより2000円のワインの方が断然安いと思う理由
10.少し異常なセカンドフロア・ラブ
11.どうぞ、ご自由にお持ちください
12.映画と中間テスト、あと『エマニエル婦人』
13.「お客様は神様です」とは客が言ったり、思ったりするものではない
14.若者よ、スマホを捨てて、街に出よう!
15.12月26日のクリスマスケーキ
16.うずまき商法とペリエ
17.電話をめぐる父の犯罪
18.年賀状の涙
19.酒が注がれるときに目をつむることにした理由
20.哀しいワルツ
この本の冒頭で著者は、「私たちの毎日は、お金と切っても切り離せません。湯水のようにお金がある人はわずかです。だから、誰もがお金については真面目に本音で考えるものです。」と述べています。
そこで、お金に対する考え方には、それぞれの人柄や人生観が現れるわけですが、著者のそれは他人から見るとコメディや喜劇の類かも知れない、と記しています。
私がこのエッセイの中から感じ取った著者の人生観は以下の通りです。
◆ 激安パック旅行に食事の質を期待してはいけない
◆「こっそり値上げ」は量の削減という形でなされている
◆ 金券による錬金術のカラクリ
◆「てんや」の楽しみ方
◆ マンションの2階に住むお得感
◆ 12月26日のクリスマスケーキ
◆ 酒が注がれるときは目をつむる
◆「哀しいワルツ」の思い出
この本は、著者の幼いころからの「お金に対する考え方や想い」を、本音で知ることができて、とても興味深い書です。
あなたも本書を読んで「お金とは何か」について、改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!