「客船は個別の名前を持ち、人間のように『生き様』を持つ乗り物だ」、「さらにその客船と、人間と、大自然が織りなすクルーズは、ドラマとぬくもりがある旅だ」と述べている本があります。
本日紹介するのは、クルーズ旅行の楽しさを伝え続けて28年、乗船歴45年という、クルーズライター、クルーズジャーナリストの上田寿美子さんが書いた、こちらの書籍です。
上田寿美子『ゼロからわかる 豪華客船で行くクルーズの旅』(産業編集センター)
この本は、この20年で大きな進化と多様化を遂げた世界のクルーズを概観し、益々面白くなってきたクルーズ環境を紹介するとともに、クルーズ未体験の方がはじめの一歩を、クルーズファンの方には更に充実したクルーズを楽しんでもらうために書かれた書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.日本発着の外国客船
2.日本寄港の外国客船
3.日本を代表する客船&日本ゆかりの客船
4.世界の客船あれこれ
5.クルーズの旅基礎知識
この本では、世界の客船ごとに写真もふんだんに掲載しながら、具体的な船内でのサービスや設備など、実際にクルーズの旅をしているかのようにリアルにその魅力が伝わってきます。
とくに私が興味深く注目したのは、以下のようなクルーズの魅力の紹介です。
◆ お城のようなレストランでディナー
◆ フルコースディナーで選べる和食の選択肢
◆ キャプテンズテーブル
◆ アフタヌーンティーと英国風パブ
◆ 地中海で徳島産アユの塩焼きと大相撲中継
◆ 親子三代クルーズでみんなハッピー
つまり、外国客船による日本発着のクルーズが実現したことが、日本にも新しいクルーズ時代が到来したことの象徴になったのです。
クルーズは、日本人に旅の選択肢を広げています。「飛行機に乗らなくてもいける海外旅行」、「日本の良さを再発見する国内旅行」など、一味違う旅の宝庫がクルーズです。
さらに、クルーズには次のような魅力がある、と著者は締めくくっています。
◆ 劇場、プール等の設備が整った豪華客船に乗り、大海原に繰り出す爽快感
◆ 行く手に待つ歴史の舞台に、海から訪れる醍醐味
◆ 地元の人々に見送られる旅情豊かな出航シーン
◆ 水平線を金褐色に染める夕陽
◆ 突如現れるイルカや鯨との対面
◆ 遊びきれないほどの船上イベント
◆ スイーツやご馳走尽くしの日々
◆ 華やかでロマンティックなナイトライフ
◆ 日本や世界の人々との心温まる新しい出会い
本書の終盤には、「クルーズの旅 基礎知識」と題して、クルーズに関する基礎知識やマナーなどが整理されて紹介されており、私たちの不安が解消されます。
さらにクルーズに関する情報収集の仕方や、「クルーズ用語」の解説が巻末についているので、とても便利です。
あなたも本書を読んで、クルーズ・デビューを果たしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!