男の子はナイーブで繊細だからこそ、受け入れて、ほめて、勇気づけることで、自分に自信を持った男の子に育っていくのです、と提唱している本があります。
本日紹介するのは、池江教育研究院院長、株式会社ノーザンライツ代表取締役、認定心理士、NLPトレーナーの池江俊博さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
池江俊博『男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣』(明日香出版社)
この本は、わからずやでマイペースな男の子が立派な男子に育つ66のコツを紹介している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.親が変われば子どもも変わる「考え方」
2.自信を持たせる「接し方」
3.しっかり自立する「教え方・導き方」
4.失敗を学びに変える「叱り方」
5.社会性を育む「しつけ方」
6.主体性が身につく「遊び方」
7.向上心が身につく「学び方」
8.まっすぐな心と人間力を育もう
この本の冒頭で著者は、大事なのは、肩の力を抜いて、まずは彼(子ども)を「受け入れればいい」のです、と述べています。
具体的には、男の子が「劣等感」を持ってしまわないように気をつけ、次のような言葉をかけましょう。
「お前なら大丈夫」
「きっとできるようになるよ」
「乗り越えられない壁はない」
「がんばり屋さんだね」
男の子はナイーブで繊細だからこそ、受け入れて、ほめて、勇気づけることで、自分に自信を持った男の子に育っていく、ということです。
この本で紹介している66のコツのうち、とくに私が共感するものは以下の通りです。
◆ 「よそはよそ、自分は自分」と考える
◆ 言葉と表情や態度が一致している
◆ 親が本を読んでいるところを子どもに見せる
◆ 食事の時間を大切にする
◆ 家庭の中に「感謝の言葉」が多い
◆ 「ダメもと」だからとチャレンジを促す
◆ 子どもの集中力をリラックスで高める
◆ 愛情とスキンシップで十分に甘えさせる
◆ 小さな成功体験をたくさん積ませる
◆ 仕事で楽しかったことや夢をいっぱい話す
◆ 外遊びを積極的にさせる
◆ ファンタジーの世界を大切にする
◆ 学ぶ意欲を遊びから育てると考える
◆ 紙の本を読む
◆ できたら、認めて区切りをつける
◆ 子どもに選択肢を与えて選ばせる
最後に著者は、「我が子が、将来どんな人になってほしいのか」がポイントだと述べています。
そして、自らの体験で「あなたは大器晩成だから」という母親の言葉が記憶に残っているそうです。
本書は、自信のつけ方、自立心の育て方、叱り方、しつけの習慣、遊び方、学び方、人間力アップなど、男の子が身につけておきたい知識と知恵が満載です。
どうやって叱ったらいいのか、ほめたらいいのか、接したらいいのかに悩んでいる親たちに、ぜひ読んで欲しい一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!