書評ブログ

『マンガでわかる伝説の新人』

「優秀な新人という枠に収まるのではなく、誰もが想像すらできなかった、やがて語り継がれるようにな活躍を始める新人が現れることがあります。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、株式会社リクルートに入社後、コピーライターとして活躍、株式会社インサイトコミュニケーションズを設立し、コミュニケーションのコンサルティングクリエイティブ・ディレクションコピーライティンングを柱に活動している紫垣樹郎さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

紫垣樹郎ほか『マンガでわかる伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人はここが違う!』(集英社)

 

 

この本は、著者がリクルート時代にインタビューした1,000人を超える突出した成果を残した人々に共通する点を書籍にした『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』(集英社、2012年)をマンガ形式で再構成した書です。

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.プロローグ 人生の成長角度は20代で決まる

 

2.伝説の新人は、チャンスのつかみ方が違う

 

3.伝説の新人は、当事者意識が違う

 

4.伝説の新人は、時間の使い方が違う

 

5.伝説の新人は、伝え方が違う

 

6.伝説の新人は、解釈力が違う

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「突き抜ける人に共通する法則は極めてシンプルです。しかし、この法則を理解した上で、実行できるかどうかは話が別です。」と述べています。

 

 

したがって、社会に出てすぐの数年で、良い習慣を身に付けることが絶対に大切なのです、と本書では説明しています。

 

 

 

最初に提示されているのが、次の「学びの4ステップ」を理解することです。

 

 

1.何がわからないのかもわからない(無意識無能)

 

2.知っているけどできない(有意識無能)

 

3.意識すればできる(有意識有能)

 

4.意識しなくてもいつでもできる(無意識有能)

 

 

 

続いて、4番目の「意識しなくてもいつでもできる(無意識有能)」段階になるために身に付けるものが、「思考習慣」「行動習慣」です。

 

 

 

そして、社会人として「価値を生み出す」コツとして、以下のことを提唱しています。

 

 

◆ チャンススパイラルに乗れ

 

◆ 期待を超える「101%の法則」

 

◆ 当事者意識を圧倒的に高める

 

◆ できない理由ではなく、できる方法を探せ

 

◆ やるべきことを重要度、緊急度で明確にする

 

 

◆ 常に相手が喜ぶことを考え、それを実行する

 

◆ 頼まれごとは、試されごと

 

◆ 伝えたいことを明確にする

 

◆ 「受容の壁」と「理解の壁」という2つの壁を乗り越える

 

◆ 最適な手段で伝える

 

 

◆ 時間を制するものは人生を制する

 

◆ 自分の人生を本気で生きる

 

 

 

本書は、チャンスは突き抜けた者に集中する、という法則を分かりやすくマンガのストーリーとして記したもので、「伝説の新人」と呼ばれる人たちに共通することが整理して解説されています。

 

 

 

また、新入社員として、いろいろと悩みが出た方には、拙著『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(キノブックス)も併せて読むことをお薦めします。悩みごとに4冊ずつ、読むべきビジネス書が紹介されています。

 

 

 

 

あなたもこの本を読んで、20代でチャンスをつかみ、突き抜ける人材になるコツを学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!