書評ブログ

小林正観『すべてを味方 すべてが味方』(知的生きかた文庫)

小林正観氏は、先日も紹介した通り、心学研究家であり、心理学博士、教育学博士、社会学博士だ。肩の凝らない生き方論が人気を呼び、全国各地を講演で飛び回っていた。

 

残念ながら数年前に亡くなられたが、本書は晩年に書かれた人生論で、読めば心が軽くなる書だ。構成は以下の5つから成る。

 

1.楽しみながら幸せになる 「得な生き方」 教えます
2.まわりに ” いい人 ” ばかり集まってくる人間関係の得する話
3.競わない・比べない・争わない ー 「心」 も 「体」 も元気になるコツ
4.親・パートナー・子ども ・・・ 大切な人との絆がもっと深まる話
5.「お金」 「運」 に好かれる ー 気がつけば、「ツキまくっている人」 になっている

 

小林氏の言葉は、心に響き、生きる姿勢を正してくれるような思いになる。私の魂に沁み入った珠玉の言葉を以下に紹介したい。

 

1.過去を悔やむことにまったく意味はない、未来を心配することもまったく意味はない
2.「念を入れて生きる」 ー 人生はただそれだけ
3.「自分に起こることは、すべて正しい」 と思っていい
4.人生はすべて 「シナリオ」 どおり
5.「否定的な言葉をやめた人」 から人生が大好転していく

 

6.「自己嫌悪」 は、” もっといい明日 ” への道しるべ
7.「自分の人生をつくっているのは自分ではない」 ということに気づけば、まわりの人すべてが、もっと味方してくれる
8.幸せは 「手に入れる」 のではなく、「感じる」 もの
9.何も起こらない日常生活こそ、幸せそのもの
10.「投げかけたものが返ってくる」 という絶対法則

 

11.「笑顔」 は、人も自分も助ける
12.すべてに感謝する人には、神さまからボーナス!
13.「ありがとう」 ー このひと言で、必ず変わります
14.自分の発する言葉によって、自分に降ってくる現象をつくっている
15.「嬉しい奇跡」 が、あなたにも ” 遠慮なく ” やって来る

 

人生に悩む全ての方々に、本書を心から推薦したい。