書評ブログ

『リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル』

定年後の生活が『楽しそう!』『楽しみだ!』と感じられない人が多い最大の理由というのは、実は定年後の社会との関わり方、いわゆる「コミュニケーション」に対する不安なのではないか」と指摘している本があります。

 

 

本日紹介するのは、1947年千葉県生まれで、トリンプ・インタ-ナショナル・ジャパン代表を務めたのち、現在は南フランスと東京に半年ずつ住んで講演、執筆などを行っている吉越浩一郎さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

吉越浩一郎『リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル』(ワニブックスPLUS新書)

 

 

 

 

この本は、これまでの著者の本とは少し趣を変えて、定年後の人生をより楽しく過ごすために参考になりそうなスマホやパソコンなどの「使い方アドバイス」を行っているものです。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.定年後の「コミュニケーション」を立て直す

 

2.ガラケーは捨てなくてもいい

 

3.FacebookとLINEを使おう

 

4.定年後が楽しくなるアプリとサービス

 

 

 

この本の冒頭で著者は、日本人は「定年後の幸福度が低すぎる」と指摘しています。

 

 

日本のシニア層の「幸福感」の低さとは、社会的なつながりの薄さそのものなのではないでしょうか、と著者は述べています。

 

 

その大きな転機が「定年」だと本書では解説していて、これまで生活のほぼすべてだった会社というコミュニティが失われた時、肩書も、所属先も、飲みに行く相手も、ゴルフの相手もいなくなってしまうのです。

 

 

著者は「仕事は人生の目的なんかじゃない」と断言していて、定年後の選択肢として「死ぬまで働く」以外の「生きがい」を見つけることを説いています。

 

 

ここは、「生涯現役」を理想とする私とは、やや考え方が異なりますが、私が「サードキャリア」として提唱している「仕事」の定義やイメージが、著者の定義とは違うためでしょう。

 

 

 

この本の中盤以降では、以下のようなテーマで、著者の吉越さんの体験からくるアドバイスが記されています。

 

 

◆ ガラケーとスマホや i Pad との併用

 

◆ メールはGメール、手帳(スケジュール)はGoogleカレンダー

 

◆ Facebook と LINE の活用

 

◆ Twitter や Instagram も

 

◆ 定年後が楽しくなるアプリ

 

 

 

この本は、私たちが定年退職して再起動した時、長い人生の最終的な目標にしてきた「本当の人生」という意味で著者が名付けた「本生(ホンナマ)」という「黄金期」に入って、その「黄金期」を人生の最後の最後まで、長く続けていくための書です。

 

 

あなたも本書を読んで、定年後のデジタルライフを楽しんでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!