「自分と向き合い、自分について学び、本当の強さを手にすることで、誰でも自分の人生を歩み始めたことを実感できます。自分について学ぶことに終わりはありません。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、幼少期から生活保護家庭で劣等感を抱えて育ち、俳優、リクルートグループ勤務などを経て独立し、日本のライフコーチの草分けとなった林和之さんが書いた、こちらの書籍です。
林忠之『ライフコーチング 自分を強く育てる習慣』(パブラボ)
この本は、世界最高峰のライフコーチが明かす実践ガイドで、外側のスキルアップよりも内側のしなやかな強さを磨くための書です。
本書は以下の5部構成になっています。
1.自分を知るためのストレッチ
2.感情にフォーカスする
3.自分と対話して確認する
4.受け入れ、認め、あきらめる
5.許可を出して叶えてあげる
この本の冒頭で著者は、本来、ライフコーチングとは、人生を真剣に生きたいクライアントの成長を支援する、コーチとクライアントの総合力で織り成すパートナーシップのことだ、と述べています。
そして、自分と向き合うことの大切さを伝える中で、ライフコーチングの成果をしっかり感じるために、以下の2つの約束をして欲しいと記しています。
1.理想の状態はどんな状態か、どんなあなたに成長したいか、を明らかにする
2.自分と向き合うための時間を生活の中に組み込んで確保する
さらに、感情や感覚は、思考とは別のもので、感じていることに意識を向け、感情は自分で選べる、と提唱しています。
また、感情が動いたときは自分を知るチャンスで、以下のことを知ることが大切です。
◆ 自分には、どんな欲求があるのでしょうか。
◆ どんなビリーフ、思い込みがあるのでしょうか。
◆ どんなセルフイメージがあるのでしょうか。
続いて、自信がないことは大した問題ではない、と著者は言います。描いているゴールが高く、そこへ一気にたどり着こうとする傾向があり、自信をなくしてしまうのです。
ほんとうはどうしたい、という問いを投げかけ、望みと不安をセットにして受け入れることで、実現したいことやその他のことも手に入る、と本書では説明しています。
そして、自分に許可を出す、セルフイメージを上げることで、望みが叶うようになってきます。
アファーメーションと環境体感によって、セルフイメージが上がっていく、としています。
最後に、自分が今できることにエネルギーを集中する、エネルギーマネジメントができるように、目の前の一歩一歩を進んでいくことを著者は説明しています。
自分が主役の生涯現役の人生設計を提唱している私の新著『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)とも共通する考え方がライフコーチングにはあります。
自分に自信がないことで悩み、前へ進めない人たちに、ライフコーチの存在を知ってもらいたく、ぜひ読んで欲しい一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を