「なぜ今、人生のグランドデザインを考え直さなければいけないのか?」と問いかけ、「なくなる仕事」と「減る仕事」を指摘し、逆に「生まれる仕事」と「伸びる仕事」を予測して紹介している本があります。
本日紹介するのは、メディアアーティストで、学際情報学博士、筑波大学准教授の落合陽一さんと、実業家でSNS medelia&Consulting 株式会社ファウンダーの堀江貴文さんが書いた、こちらの書籍です。
落合陽一・堀江貴文『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ)
この本は、変わりゆく社会の全貌を分かりやすく詳細に解説するとともに、AIによって仕事が奪われることなどを中心に、これから「なくなる仕事」と「生まれる仕事」を予測して提示し、いかにして幸せな人生を送るかを、落合陽一・堀江貴文の対談形式で記した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.すべてが逆転するこれからの働き方
2.なくなる仕事・変わる仕事
3.生まれる仕事・伸びる仕事
4.お金の未来
5.日本の幸福と社会について
6.ピュアな情熱に導かれた「自分の人生」を生きよ
この本の冒頭で著者は、貨幣中心の経済から信用中心の経済へとシフトしていく流れを知り、「人生のグランドデザイン」を考え直さなければならない、と問題提起しています。
具体的には、AIと総称される最適化処理が人間のあらゆる仕事を代替するようになれば、経営者だって駆逐される可能性がある、と本書では指摘しています。
しかしながら、たとえそうなっても何ら問題はなく、仕事は「引き受ける」ものから「作るもの」へ変わっていく、というのが著者の立場です。
そうした中で、「働くこと」は「遊ぶこと」に近づいていくし、「新しい仕事」で成功している人たちは、次のような共通点を持っているそうです。
◆ 作業にハマっている(自分でルールを作り、没頭し、好きになる)
◆ 思いを持って毎日発信している
◆ 油断しない
つまり、自分の「好き」という感情に、ピュアに向き合うことが大切だ、ということです。
次に、10年後に「なくなる仕事」「減る仕事」として、以下のものが挙げられています。
◆ 管理職
◆ 秘書
◆ 営業職
◆ 現場監督
◆ エンジニア
◆ 弁護士
◆ 会計士・税理士・社労士など
◆ スポーツの監督
◆ 介護職
◆ 警備員
◆ 教員
◆ 研究者
◆ テレビ
◆ 事務職
◆ 倉庫業務
◆ 公務員
◆ 窓口業務
◆ 医師
◆ クリエーター
◆ アート
◆ 銀行員
◆ 運送業
◆ 翻訳
◆ ドライバー
◆ 顧客対応
◆ コンビニのレジ打ち
◆ 書店
◆ 飲食店
◆ 物流
◆ 編集・校正
また、新たに「生まれる仕事」は、次のようなものが予測されています。
◆ 個人経営のお店
◆ 職人
◆ ドローン
◆ ショービジネス
◆ テレプレゼンスロボット
◆ 一億総クリエーター
◆ 予防医療
◆ 宇宙開発
◆ 感情のシェア
◆ 観光業
◆ AIを操る
◆ 音声認識技術
この本の中盤以降では、お金の未来についてや、日本の幸福と社会のために、学校、高齢社会、健康など、それぞれの分野で、本音の対談が掲載されています。
この本の最後では、著者の堀江さんは、「遊ぶ」「働く」「学ぶ」の三位一体の生き方を提唱しています。
また、コモディティーにならず、個性を大切にする姿勢に共感しています。
そして、自分の頭で考え続けることや、今すぐ「ポジションを取る」ことを提唱しています。
あなたも本書を読んで、激動の時代の「10年後の仕事」について考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を