日経BP社が発行する経済週刊誌『日経ビジネス』の2018年2月5日号(No.1927)にて、「幸せ100歳達成法 長寿リスクを超える」という特集を組み、人生100年時代の生き方を考察しています。
本日紹介するのは、日本経済新聞社の出版部門のグループ会社である日経BP社が発行するこちらの週刊雑誌の特集です。
『日経ビジネス 幸せ100歳達成法 長寿リスクを超える』2018年2月5日号(日経BP社・No.1927)
この特集号は、人生100年時代に、長い老後不安にいかに対処していけばいいかを、さまざまな観点から考察しているものです。
この雑誌特集は、以下の6部構成から成っています。
1.2100年 日本はこうなる-人口・暮らし・社会を大胆予想
2.100年マネー計画 家計襲う5つの誤算-つみたてNISAでは足りない?
3.柔軟な人生モデルを-「100年人生の伝道師」の教え
4.「不要」にならないシニア育成術-デジタル技術、何歳になってもアップデート
5.新たなキャリア50歳からでも-人生「二毛作」時代
6.自立した100歳が住む国へ-超高齢化日本をあきらめない
この特集では、次のような事実や予測、見解に驚かされます。
◆ 25歳~39歳の女性人口は2020年を境に急減するため、出生率が上がっても子どもの数は大きく減る
◆ 平均寿命が90歳を超えると、「資産寿命」は先に尽きる
◆ 2030年代には3戸に1戸が空き家になる
◆ 2053年に人口1億人割れ、2100年には人口6000万人に
◆ 年間出生数も、現在の100万人割れ(ベビーブーム時は200万人超)から2070年代に50万人割れへ
とくに、「幸せ老後」に立ちはだかる、以下の5つの「想定外」に、多くの人が悩まされ、就職氷河期世代は高リスクだと言います。
1.平均寿命が延びる
2.年金給付が減る
3.運用難
4.家の資産価値低下
5.晩婚・晩産
さらに、世界的なベストセラーとなった『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)の著者で、安倍首相の「人生100年時代構想会議」の有識者議員にもなったリンダ・グラットン教授は、「学生時代」⇒「仕事」⇒「リタイア生活」という単線型ライフスタイルでは、時代の変化についていけない、と述べています。
そして、「学生時代」⇒「会社勤め」⇒「学び直し」⇒「キャリア探求」⇒「組織に縛られない働き方」⇒「リタイア生活」のような、マルチステージのライフスタイルを提唱しています。
私もまったく同感で、人生100年時代の新しい働き方は、できれば死ぬ直前までの「生涯現役」という、長く「働き続ける」ライフスタイルを目指す必要があると考えています。
その他に、ドイツの例のように、デジタル技術は何歳になってもアップデートするように最新のテクノロジーを学び続け、プロであり続けることが求められるでしょう。「不要なシニア」にならないことが大切です。
この特集では、50歳から新たなキャリアを作った「人生二毛作」の事例や、自立した100歳が住む地域など、参考になる事例も多く紹介されています。
とくに、幸せ100歳、すなわちセンテナリアンの、次の「3つの提案」は、貴重な知恵として受け止めるべきでしょう。
1.打ち込める対象を持つ
2.最低限の生活資金を確保
3.地域と関わり続ける
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では、今日もハッピーな1日を