「もう、顔も見たくない」、そんな対人ストレスは本書のテクニックをマスターすれば自然となくなる、と提唱している本があります。
本日紹介するのは、会社員をしながら、コミュニケーションに悩む人々の圧倒的な支持を受けているアンディ中村さんが書いた、こちらの書籍です。
アンディ中村『嫌いな人がいなくなる!』(同文館出版)
この本は、苦手な人とのコミュニケーションを改善する実践的なノウハウの数々を紹介している書です。
実際に、会社で上司とのコミュニケーションに悩み、失敗してきた著者の経験に基づく手法なので、肩の力を抜いて、気楽に読み進められる内容になっています。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.苦手な人に「見せる」手のしぐさ
2.苦手な人に「見せる」顔と体のしぐさ
3.苦手な人の話を聴く 基礎編~劇的に会話が変わるテクニック1
4.苦手な人の話を聴く 応用編~劇的に会話が変わるテクニック2
5.苦手な人の心をつかむ!話し方~劇的に会話が変わるテクニック3
6.苦手な人を動かす!話し方~劇的に会話が変わるテクニック4
7.「苦手な人」の気持ちを知れば、百戦して百戦して殆うからず
この本の冒頭で著者は、自分の「見せ方」に焦点を当てて、苦手な人に対する対処法を説明しています。具体的な事例としてまず、次の2つの例を挙げています。
◆ 旭山動物園の「行動展示」
◆ 東京ディズニーのミニーマウスによる身振り手振りの伝え方
外見(見た目)に頼らずに、どのように「見せ方」を変えるのか、という問いに対して、そのポイントは次の3点だと著者は言います。
1.手の使い方
2.表情
3.体の向きや動かし方
一見コミュニケーションとは関係がなさそうな「手の使い方」から解説が始まるのは興味深く感じます。実際に手の写真を示しながら、矢沢永吉(永ちゃん)の男性的な力強い手の表情と、宝塚ジェンヌが使う、女性的なやさしい「指先の極意」の説明は説得力があります。
また、以下のような腕の動き、表情などの実践的なテクニックは、誰にでもすぐに使える手法で、有益です。
◆ ハンドマトリックス
◆ 1万円スマイル法
◆ 眉毛を上げて笑顔に見せる
◆ ディズニースマイル
◆ 話しかけられた時の「モナリザ式」
この中で、とくに1万円スマイル法は、福澤諭吉の笑顔に似せて「見せる」笑顔の説明が面白いです。詳細の説明は敢えて書きませんので、興味ある方はぜひ、本書を手に取ってお読みください。
この本の中盤以降では、相手の話を聴くテクニックが実践的に伝授されるので参考になります。キャバクラやホストクラブでは、お客様の話を聴いてくれるから、お金を払って来る人がたくさんいるのでしょう。
具体的には、次のようなテクニックは実際にすぐ使えて有効です。
◆ 言葉のキャッチボール
◆ あいうえおあいづち法
◆ あいづちを打ちながら「ですよねぇ・・・・」を繰り返す
◆ アレリーマン上司との付き合い方
◆ 3択による質問のテクニック
本書の後半で著者は、苦手な人の気持ちを知るため、苦手な人がいつも使う場所(例えば上司の机、椅子)に行ってみることを勧めています。
そして最後に著者は、この本で提唱してきた様々なノウハウや手法をについて、次の2点を行うように提案しています。
1.今すぐ始めてみましょう
2.続けてみましょう
一歩一歩、少しずつ少しずつ前へ進み続けることによって、苦手な人があなたを見る目が、きっと変わってくると著者は言います。
あなたも本書で提唱する、人間関係を変えるお笑いコミュニケーション術を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を