産経新聞政治部に配属されて以来、若き日の政治家・安倍晋三を取材し続けて今日まで18年余り、ずっと記者として追い続けて分かった安倍首相の真の姿を描いた本があります。
本日紹介するのは、産経新聞政治部編集委員の阿比留瑠比さんが書いた、こちらの書籍です。
阿比留瑠比『総理の誕生』(文芸春秋)
この本は、18年以上もの間、産経新聞政治部の記者として、首相になる以前からずっと政治家・安倍晋三をウォッチしてきた著者が、以下の疑問に対する答えを独自の視点で提示している書です。
◆ 第一次安倍政権の失敗は何だったのか
◆ あの時と現在とでは何が違うのか
◆ 政治生命すら失いかけた失意のどん底から、再び上り詰められたのはどうしてか
◆ 人によって好き嫌いも評価もくっきり分かれる安倍とは一体何者であり、どんな政治家なのか
◆ 政治家・安倍は何を考え、どんな思いでどのように行動してきたのか
◆ 安倍はこれからの日本をどうしたいのか
本書は以下の12部構成から成っています。
1.その時、安倍の言葉を聞いた
2.実は出世は遅かった
3.小泉淳一郎という両面教師
4.小泉さんは拉致を分かっていない
5.なぜ、一次政権は崩壊したのか
6.政治的な死者と言われて
7.盟友、中川昭一のこと
8.橋下徹コネクション
9.経済という切り札
10.オバマとの関係はこう詰めた
11.安倍の後継者は誰か?
12.少数派が中枢に位置する時
この本は、安倍首相の持病である難病の「潰瘍性大腸炎」の経過についてや、歴代政権、とくに民主党政権の評価、さらに自民党内の権力構造の変遷などについて、包み隠さず的確な解説がなされていて、読み応えがあります。
さすがに、権力に近い政治部のエース記者だけあって、とくに安倍首相やその側近とは近い位置で取材してきた成果だと感じます。
本書では、小泉純一郎政権において政権の中枢から見た評価や、拉致問題に対する見解、そして第一次安倍政権が失敗に終わった原因についても、詳しく分析されています。
また、盟友の中川昭一のこと、橋下徹・元日本維新の会代表との関係、米国のオバマ政権との関係についても、安倍首相の考え方が分かりやすく説明されています。
さらに、アベノミクスと呼ばれて世界にまで轟いた安倍首相の経済政策がいかにして作られたか、今後の安倍首相の後継者についてなど、率直な著者の見解も記されています。
あなたも本書を読んで、安倍首相の真の姿、および日本がこれから進んでいこうとしている道について、深く考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を