書評ブログ

『あきのズボラ家計簿』

1日1行1分、とにかく簡単に、ラクにつけられて、なおかつお金が貯められる家計簿を提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、東京都在住、子供3人の5人家族で、独特の家計簿のつけ方を記したブログが人気となっている、あきさんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

あき『1日1行!2年で350万円貯めた あきのズボラ家計簿』(KKベストセラーズ)

 

 

この本は、「つけるだけで貯まる家計簿」である「あきの家計簿」の基本や工夫を紹介している書です。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.あきの家計簿~基本編~

 

2.あきの家計簿~工夫編~

 

3.あきの家計簿~進め方編~

 

4.あきの家計簿~ひみつ編~

 

 

本書の冒頭では、自然に「お金を貯める力」をつけていくことができる家計簿である、あきの家計簿について、以下のような基本を説明しています。

 

 

◆ 日々の支出を記録する「毎月の家計簿」と、月末の集計作業として利用する「年間の家計簿」で構成

 

◆ 1ヶ月にやることは、1日1行分の支出をノート片面1ページに記入すること、月に1回1列の集計表を完成させること

 

◆ 費目と締め日を決める、家計簿の記入枠を作る

 

 

また、「あきの家計簿」の1ヵ月の作業の流れは、以下の4つの工程に分かれています。

 

 

1.枠を作る

 

2.毎月の家計簿に日々の買い物を書く

 

3.通帳残高を記入する

 

4.年間の家計簿を作成する

 

 

さらにこの本では、家計簿の工夫として、家計簿には作ってもいい費目と、作ってはいけない費目がある、と言います。

 

 

とくに以下の「4つの費目」を必ず入れるようにすることが大切です。

 

1.食費

2.日用品

3.娯楽費

4.特別費

 

 

また、作ってはいけない費目として、外食費・交際費・雑費・オシャレ費・レジャー費・クリーニング費、美容室費・交通費・衣服費・趣味費・車費・子供費があります。

 

 

本書では、この「費目決め」が最も大切で、費目はたくさん作るよりも、ポイントを絞って効果的にすべきだ、と著者は言います。

 

 

そして、基本ルールとして、1つのレシートの合計金額に対して1回、「どうしても買わないといけないものなのか」、「来月買っても間に合うものか」をざっくり考えるだけです。

 

 

また、あき家では、「基本的にカード払いは禁止」を貫いています。どうしてもの時は、現金払いと同様の扱いとし、注文時に現金を取り分けることで、実質、カード払いはゼロとなっています。

 

 

さらに「不明金」が出てしまった場合には、合わないとストレスを感じるものですが、「娯楽費」に計上するルールにします。

 

 

つまり、以下の「3つの工夫」をすることで、家計簿をつける作業の手間を極力少なくするのです。

 

 

◆ 費目の決め方を工夫する

 

◆ 何の支出をどの費目につけるか工夫する

 

◆ つける手間を減らす工夫をする

 

 

そして、「あきの家計簿」の進め方として、「予算を決めて守ること」が最大のポイントになります。

 

 

まずは、この予算が守れるようになることが、「つけるだけでお金が貯まる家計簿」になるかどうかの第一関門です。

 

 

次に、支出を次の2つに分けて考えることも重要です。

 

 

◆ 余計なもの支出

 

◆ 価値ある支出

 

 

そうしていくことで、実は、ムダな支出を「見える化」することができるのです。

 

 

いつの間にか支出が膨らむことを著者は、「家計のリバウンド」と呼んでいますが、この家計のリバウンドの正体こそが、「必ずいるもの支出」と「余計なもの支出」のコントロールの欠如、ということです。

 

 

そして、ポイントは、「余計な支出」を「価値ある支出」に変えると、欲しいものやしたいことにお金を使いつつ、「お金も貯まる」という従来の節約とはまったく違った新しい道が現れる、と本書では説いています。

 

 

本書の後半には、「娯楽費」、「特別費」の使い方や、著者の通帳管理法も紹介されています。

 

 

さらに本書の最後には、自分でコントロールしやすい、以下の「5大支出」に集中すれば振り回されない、と記されています。

 

1.食費

2.日用品

3.娯楽費

4.特別費

5.カード払い

 

 

あなたも本書を読めば、お金の不安やストレスから解放され、お金に余裕が持てるようになると、家計簿1つで生き方までも変わってくるものなのだ、と実感することでしょう。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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