『ほぼ日刊イトイ新聞』という人気WEBサイトに関する「早すぎる社史」のような本があります。
本日紹介するのは、コピーライター糸井重里さんが書いた、こちらの書籍です。
糸井重里『ほぼ日刊イトイ新聞の本』(講談社文庫)
この本は、100万アクセスの超人気HPとなった『ほぼ日刊イトイ新聞』について、その誕生の理由や経緯、そしてその後の状況について、運営者で著者である糸井重里さん自身が、本音を語っている書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.ぼくが『ほぼ日』をはじめた理由
2.とにもかくにもはじまった
3.「いま仕事が流行っている」
4.『ほぼ日』をはじめて気づいたこと
5.もう一度よく考えてみた
6.『ほぼ日』に風が吹く
7.『ほぼ日』幼年期の終わり
8.その後の『ほぼ日』
この本は、「『ほぼ日』はビジネスになるかどうかわからない」と言って始まった『ほぼ日刊イトイ新聞』のすべてが書かれている本です。
本書の中で、著者の糸井さんは率直に、『ほぼ日』という仕組みについて語っています。とくに以下の言葉は印象的です。
◆ イニシアティブは自分
◆ お金で頼めない人に頼む
◆ コンテンツが本になる
◆ 正直者が得をする社会へ
◆ 独自のバリューを作り続ける
◆ 動機がある人が集まる、それが『ほぼ日』の理想像
◆ 読み手が作り手、という構造
◆ 「すべてはコンテンツなのだ」という考え方
◆ 幸福観が、選ばれる時代に
この本は、巻末の重松清さんの解説にもある通り、『ほぼ日』が、なぜ、生まれたのか、どんなふうに生まれたのかが書かれています。
また、糸井さんとスタッフがどんな理想を掲げ、どんな現実の壁にぶつかり、どんな葛藤があり、、そしてどんな喜びがあったのかを語っています。
本書は、NHK番組の「プロジェクトX」のようにも読めるし、糸井重里さんのインターネット論、組織論、経営論として読むこともできます。
あなたも本書を読んで、『ほぼ日刊イトイ新聞の本』を読んで、人生の参考にしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を