『元知能犯担当刑事が教える ウソや隠し事を暴く全技術』

2020.05.18 (月)

「刑事が現場で使っている『ウソの見抜き方』を活用すれば、誰でも簡単にウソを見抜くことができます。」と説いている本があります。

 

 

本日紹介するのは、警察の元警部で、詐欺・横領・贈収賄事件等を扱う知能・経済犯担当の刑事約20年経験、東日本大震災を契機に独立し、刑事として職務上体得したスキル、知識を用いてビジネスの発展と社会生活の向上に寄与することを目的とする一般社団法人日本刑事技術協会を設立、代表理事として「ウソや人間心理の見抜き方」をテーマに大手企業、経営者団体などで数多くの講演・企業研修を行っている、経営者の「人の悩み」コンンサルタント・森透匡さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

森透匡『元知能犯担当刑事が教える ウソや隠し事を暴く全技術』(日本実業出版社)

 

 

 

この本は、相手が秘密にしている隠し事を見破って真実を聞き出す技術(=刑事の世界では「落とし方」と呼ぶ)すべてを解説することを目的にしている書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.ウソや隠し事を暴く「刑事の落とし方」とは?

 

2.誰でも知られたくないことがある

 

3.信頼関係を築くと、人は話したくなる

 

4.「刑事の落とし方」のポイント

 

 

 

5.真実を語らせる証拠の集め方と使い方

 

6.疑惑の人物を追求して落とすスキーム

 

7.日常生活やビジネスの現場で怪しい相手を落とすケース

 

 

 

この本の冒頭で著者は、刑事は「コミュニケーションの専門家」だとして、「刑事の落とし方」を身につけると役立つ人として、以下の方々を挙げています。

 

 

◆ 警察官や刑事

 

◆ 国税調査官

 

◆ 監査部門の担当者や監査役

 

◆ 人事担当者

 

◆ 学校の先生

 

 

 

ここでいう「落とし方」とは「完落ち」を意味していて、「心から完全に反省をして真実を言わせる方法」ということです。いわば、会社、同僚、交際相手に対する不満など「ホンネを引き出す方法」です。

 

 

 

次に、相手から本心を引き出す方法として、『「ホンネ」を引き出す質問力』(堀公俊 著・PHP研究所)を引用して、以下の8つのポイントを提示しています。

 

 

◆ 自己開示しやすい場所をつくる

 

◆ 集団圧力を下げる

 

◆ 安心できる場をつくる

 

◆ お互いの関係性を深める

 

 

 

◆ 段階的に自己開示させる

 

◆ 相手の自己開示を受け止める

 

◆ 返報性を活用する

 

◆ 相手の反応を観察して心理を読む

 

 

 

 

 

続いて、動物行動学者デズモンド・モリスが著書『マンウォッチング』(藤田統 訳・小学館)の中で、人間が言葉と非言語で相反するメッセージを出した時に信頼できる動作と信頼できない動作について、以下のように「信頼できる順序」を説明していることを紹介しています。

 

 

1.自律神経信号(汗・顔色・脈拍など)

 

2.下肢信号(貧乏ゆすり、足の組み換えなど)

 

3.体幹信号(身体の姿勢、筋緊張)

 

4.見分けにくい手振り(微妙な手の動き)

 

5.見分けやすい手振り(意図的な手の動き)

 

6.表情

 

7.言語

 

 

つまり、言語情報よりも「非言語情報」に、ウソのサインが出やすいのです。

 

 

 

 

本書の中盤では、信頼関係を築くことの大切さと、「刑事の落とし方」のポイントを解説しています。私がとくに共感するポイントは以下の通りです。

 

 

◆ 話したくなるのは信用できる人

 

◆ 相手に信頼される6原則(①見た目を意識する、②相手に興味を持つ、③相手の立場になって接する、④あえて弱みを見せる、⑤小さな約束を守る、⑥ブレない軸を持つ)に留意

 

◆ 感情を露にする、「絶対」を多用する、責任転嫁をする、気まぐれで一貫性がない、は「信頼できない」ポイント

 

 

 

◆ 第一印象が大事

 

◆ 古くからの友人をイメージし、誠実に紳士的に接する

 

◆ 話す内容より話し方に注意

 

◆ ストレートな言葉遣いは避ける

 

 

 

この本の後半では、真実を語らせる証拠の集め方・使い方と、疑惑の人物を追求して落とすスキームを解説しています。ポイントは次の通り。

 

 

◆ 証拠の点と点をつなぎ合わせて、1つの線にしていく

 

◆ 証拠を示すタイミングがある

 

◆「落とし方」のスキームは、6ステップ(①疑惑の発覚、②証拠の収集・保全、③容疑性の判断および調査継続の判断、④仮の処理方針の決定、⑤関係者のヒアリング、⑥最終処理)

 

 

 

ここでは、具体的な事例を様々紹介しながら、進め方を解説しており、イメージが湧いてきて参考になります。詳細についてはぜひ、本書を手に取ってお読みください。

 

 

 

この本の締め括りとして著者は、日常生活やビジネスの現場で怪しい相手を落とす5つのケースを以下の通り紹介しています。

 

 

◆ 万引きをした中学生

 

◆ 友達の物を奪った子供

 

◆ 浮気をした夫

 

◆ 採用面接での経歴詐称

 

◆ 会社の商品を横領した社員

 

 

 

またこの本では、各省の最後に「刑事の雑談」として、気になる刑事の取り調べ現場などに関する疑問に答えていて、面白く読めます。

 

 

 

あなたも本書を読んで、元知能犯担当刑事のノウハウが詰まった「ウソや隠し事を暴く全技術」を学び、仕事や生活の様々な場面で活用してみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2393日目】

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