『東大教授が考えるあたらしい教養』

2019.07.12 (金)

「今の時代に求められる『新しい教養』とはどのようなものなのかを知り、それを身につけるために何が必要かを考えていく」ための本があります。

 

 

本日紹介するのは、1962年生まれ、東京大学大学教養学部を卒業、同大学院博士課程修了し、東京大学総長補佐などを経て、現在は東京大学大学院教授藤垣裕子さんと、1963年生まれ、東京大学大学院博士課程博士課程修了経済学博士柳川範之さんが書いた、こちらの新刊新書です。

 

 

藤垣裕子・柳川範之『東大教授が考えるあたらしい教養』(幻冬舎新書)

 

 

この本は、「本質的な教養とはどのようなものか」を解説し、東京大学ではどのようなカリキュラムが組まれ、授業で何が行われているのか、何が目指されているのかを紹介している書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.間違いだらけの日本の教養観

 

2.「教養」の本質とは何か

 

3.東大で教えている教養

 

4.教養がない人は生き残れない

 

5.教養が身につく習慣

 

 

 

この本の冒頭で著者は、教養は「あればいいけれど必須というほどではない知識」であり、ビジネスシーンや人生において、さほど実用性はないという捉え方をしている人も多い、と述べています。

 

 

 

実はそうではなく、「ビジネスの場で生きる教養とはどんなものなのか」「生きていくうえで力になる教養を身につけるには具体的にどんなことに取り組むべきか」について、本書では考えて提示しています。

 

 

 

「教養」という言葉の意味を歴史に求めてみると、古代ギリシャのラテン語、ドイツ語、戦後アメリカの次の言葉に順にたどり着きます。

 

 

◆ アルテス・リベラレル(リベラルアーツ)

 

◆ ビルドゥング

 

◆ ジェネラル・エデュケーション

 

 

 

そして、なぜ「教養=知識量」という誤解が日本人の間に根強く残っているのかを、この本では解説しています。

 

 

 

現代は知識量の重要性は低下しており、しかも日本はかつてのように「欧米に追い付け追い越せ」ではなく、少子化や高齢化、地域の過疎化など、むしろ「課題先進国」になっているのです。

 

 

そこで求められるのは、情報や知識の量だけではなく、課題の解決法や課題の背景にあるものを考え抜く力である、ということです。

 

 

 

もう一つ、知識量の重要性を低下させている要因があり、それは昨今の技術革新だ、と著者は言います。

 

 

インターネットとスマートフォンの普及により、人は容易に多くの情報にアクセスできるようになってきました。

 

 

但し、グーグルなどの検索のアルゴリズム(処理手順)には注意が必要で、「視界に入ったごく狭い範囲の中で、意識を向けることができたもの」から相対的に良さそうなものを選んでいるに過ぎない状態になっています。

 

 

古典的な経済学が前提としている「幅広い選択肢の中から合理的に最も優れたものを選べる」状況ではないのです。

 

 

 

こうした中で私たちに必要なのは、持っている情報量の多さではなく、「情報を選別する力」「情報を結びつけて活用する力」、そして「情報をもとに考える力」である、と本書では説いています。

 

 

 

こうした力のことを、元リクルート杉並区で義務教育初の民間校長を務め、橋下大阪府知事特別顧問、武雄市特別顧問、奈良市立一条高校校長として多方面で活躍する藤原和博さんは、「情報編集力」と呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

この本では、「教養」の本質や、それがビジネスでどう生かされるべきかを分かりやすく説明して、今の時代にとても有益です。

 

 

 

あなたも本書を読んで、「教養」とは何かを、改めて考えてみませんか。

 

 

 

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