『一生稼げる脳の作り方 定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話』

2020.10.07 (水)

定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」について、認知症専門医ファイナンシャル・プランナーでもあるライフドクターが書いた本があります。

 

 

本日紹介するのは、1966年生まれ、名古屋市立大学医学部卒業、医学博士で、日本老年病学会専門医、さらにファイナンシャルプランナー資格を持ち、病気だけでなく生活、家族も診るライフドクターとして、地方のクリニックでありながら、全国から月に1,000人以上の認知症患者が受診し、認知症治療とともにお金に関する今後の生活まで一括して相談を受けている長谷川嘉哉さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

長谷川嘉哉『一生稼げる脳の作り方 定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話』(KADOKAWA)

 

 

 

この本は、日本は世界で一番「認知症」になりやすい国と述べて、脳が老化しない人は「意欲」があると提唱し、「世帯年収500万円(夫と妻の収入の合計が年収500万円)を稼ぐ」ことを念頭に置いて、「一生稼ぎ続ける脳の作り方」について解説している書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.はじめに

 

2.これからの時代は「一生稼ぎ続ける」のが当たり前

 

3.一生稼ぎ続けるためには「脳」が超重要

 

4.お金は「意欲」の象徴である

 

5.定年後も「年収500万円」を稼ぐ方法

 

6.一生稼ぐ」ための生活習慣

 

7.おわりに

 

 

 

この本の冒頭で著者は、団塊世代(1947年~1949年に生まれたベビーブーム世代)が75歳以上になる2025年には「65歳以上の5人にひとり、約730万人が認知症になる」という推計を紹介しています。

 

 

 

また、認知症の主な症状として、以下のような行動・状態を挙げています。

 

 

◆ ひどいもの忘れ

 

◆ 新しい記憶が抜け落ちる

 

◆ 判断力が低下して「正しいほう」を選べない

 

◆ 理解力が低下して、新しいルールが理解できない

 

◆ 時間、場所、人がわからない

 

 

 

◆ 慣れているはずのことが段取り良くできない

 

◆ じっとしていられない

 

◆ 突然怒り出したり、大声を出したり、攻撃的になる

 

◆ あてもなく歩き回って帰れなくなる

 

◆ 過食や拒食、異食(食べもの以外を口に入れる)になる

 

 

 

この認知症(=脳の老化)には、いろいろな要因が複雑に関係していますが、大きな要因のひとつが「意欲」という心の働きだ、と著者は言います。

 

 

 

意欲が低下すると、脳への刺激が加わらなくなり、認知症の誘発につながるそうです。さらに行動が減ると、脳の血流量も低下して認知機能の低下につながることが分かっています。

 

 

 

フランスの国立保健医学研究所(INSERM)がまとめた「認知症発症率に関する報告書」には、「60歳で退職した場合、65歳まで働く場合に比べて、認知症と診断されるリスクが15%高かった」ことが記され、「脳を若く保つ秘訣は働くことである」と結論付けています。

 

 

 

著者の長谷川さんは、臨床現場に身を置く認知症専門医として、次の3つの意欲の高い人ほど、脳の認知機能が低下しにくいと考えられる、と述べています。

 

 

◆ 仕事に対する意欲

 

◆ お金を稼ぐことに対する意欲

 

◆ お金を自分で管理しようとする意欲

 

 

 

そして、以下の2つの理由から著者は、「生涯稼ぎ続けること」「生涯働き続けること」を推奨しています。

 

 

◆ 認知症を予防するため

 

◆ 老後貧困に陥らないため

 

 

 

続いて、高齢者ほど格差が広がっている実態を紹介しています。例えば、総務省の「家計調査報告」「高齢社会白書」に掲載された以下のような数字です。

 

 

◆ 60歳以上の世帯主で貯蓄が2,500万円以上の世帯 32.3%

 

◆ 60歳以上の世帯主で貯蓄が300万円未満の世帯 15.9%

 

◆ 65歳以上の生活保護受給者 100万人

 

 

 

そして、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど多くの国々と同じように、「定年制がないほうがいい」と本書では提唱しています。その理由は次の3点です。

 

 

1.健康寿命を延ばす最良の方法は「仕事をすること」

 

2.医療や年金の財政が安定する

 

3.年功序列の考えが消える

 

 

 

そのうえで、「老後資金を増やす最も確実な方法」として、著者は「生涯現役で一生稼ぐ」ことを提唱しています。

 

 

 

次に、一生稼ぎ続けるためには「脳」が超重要だとして、脳の仕組み「お金」に対する意欲にフォーカスして解説しています。主なポイントは以下の通りです。

 

 

◆ 五感に刺激を与え、偏桃体に刺激を与えて「意欲」と「感情」を呼び起こす

 

◆ 働く意欲を持ち続ければ、脳の老化は防げる

 

◆ 物事が続かないのは「快」の刺激を与えていないから

 

◆ お金は意欲の象徴

 

◆ 金銭感覚に無関心な人ほど認知症を発症しやすい

 

 

 

さらに、お金への意欲を失わないための5つの習慣を以下の通り挙げています。

 

 

1.お金は銀行の窓口ではなく、ATMでおろす

 

2.財布に小銭を溜めない

 

3.「数字」を意識して買い物をする

 

4.「5つの現状」(=通帳・印鑑の場所、預貯金額、保険・年金の額、財布の中、月の出費)を把握する

 

5.夫婦でお金の管理をする

 

 

 

本書の後半には、定年後も「年収500万円」を稼ぐ方法、および「一生稼ぐ」ための生活習慣が記されています。主なポイントは次の通りです。

 

 

◆ 専門性とポータブルスキルを磨く

 

◆ 業務委託契約を武器にする

 

◆ 身だしなみを整える意識を持つ

 

◆ 体を動かすと、脳内の血流が改善する

 

 

 

◆ デュアルタスクで認知機能を向上させる

 

◆「肉」を食べ続ける

 

◆ 歯をしっかりとケアする

 

◆ 仕事こそ脳の機能を高める最高のトレーニング

 

 

 

また、「一生使える脳」については、長谷川さんのこちらの著書も併せて読めば理解がさらに深まるので、お薦めです。

 

 

ブログの書評は、2018年1月18日付記事で、こちらです。

 

『一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識』

 

 

 

貴方も本書を読んで、定年に縛られずに「一生稼げる脳」を作っていきませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2471日目】

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