『知識を操る超読書術』

2019.11.30 (土)

記憶するだけではなく、理解すること、自分の頭で考えること、そしてアウトプットまで実践する「読書術」について解説している本があります。

 

 

本日紹介するのは、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科を卒業、人工知能記憶材料系サイエンスの研究をして、英国発祥のメンタリストを日本に初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして活躍するDaiGoさんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

メンタリストDaiGo『知識を操る超読書術』(かんき出版)

 

 

この本は、1日に5~10冊の本を読み、人生の目的である「知識の最大化」を実現するために著者が実践している「読書術」を公開している書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成からなっています。

 

 

1.まえがき

 

2.読書にまつわる3つのフェイク

 

3.読書の質を高める3つの準備

 

4.理解力と記憶力を高める5つの読み方

 

5.知識を自在に操る3つのアウトプット

 

 

 

この本の冒頭で著者は、常人と比べて50倍以上の知的生産性を身につけるには、次の3つからなる「知識を操る読書のサイクル」を実践することだ、と述べています。

 

 

◆ 本を読む準備をする

 

◆ 本の読み方を知る

 

◆ 本から得た知識をアウトプットする

 

 

 

そして、本から得た知識をアウトプットできるかどうかは、1つ目の「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まる、と説いています。

 

 

それは「なぜ、自分はこの本を読もうと思ったのか」「その本からどんな知識を得たいと考えているのか」という目的を明確にすることです。

 

 

 

次に著者自身の経験として、次の「仕事と人生を変えた本」を紹介しています。

 

 

 

この本は「少しきつめの有酸素運動を行うことで脳の血流が高まり、脳内にBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が分泌される。これが何歳になっても脳の働きや成長促し、アンチエイジンングにも効果があると言われている」という内容がエビデンス(科学的根拠)とともに書かれているものです。

 

 

 

実際に運動を始めたことで著者は、行動力や集中力が高まるという変化も実感したそうです。ストレスホルモンであるコルチゾールの値が下がることで不安が減り、逆に勇気をもたらすテストステロンの値が上昇します。

 

 

 

著者の1番の趣味は本を読むことですが、そこに「旅」という楽しみが加わり、海外を旅行し、いつもと異なる環境で本を読み、インスピレーションを強く受け、得たものをアウトプットしていく、というライフスタイルに変わりました。

 

 

 

すなわち、①本を読む準備をする、②本の読み方を知る、③本から得た知識をアウトプットする、というサイクル一度、身につければ一生使えると著者は提唱しています。

 

 

 

続いて本書では、非科学的な読書術をぶった斬るとして、以下の「読書にまつわる3つのフェイク」を挙げて論評しています。

 

 

◆「速読」の嘘

 

◆「多読」の嘘

 

◆「選書」の嘘

 

 

 

著者の「速読」に関する結論は、「本をただ速く読むことに意味はない」「スピードより大切なのは、読むべき箇所を選ぶ力」ということです。

 

 

 

また「多読」については、読書の事前準備として「本を読む目的」を明確にし、感情や集中力を利用して記憶を深め、実践することが大切、としています。知識の土台ができたらジャンルを広げ、「多読」に向かうのです。

 

 

 

さらに「選書」については、いい本ばかり読むのではダメで、ダメな本も読んでアイデアやアウトプットのヒントを得ることが大切、と説明しています。

 

 

 

次に、「読む前の準備」として、有効な3つのテクニックを以下の通り、紹介・解説しています。

 

 

◆ メンタルマップ(自分の人生の目標や行動を箇条書きにして視覚化)

 

◆ キュリオシティ・ギャップ(知識の差により好奇心を高め、記憶しやすい脳のコンディションにする)

 

◆ セルフテスト(事前に挫折ポイントを知り、壁の対策を知る)

 

 

それぞれ、具体的に解説されていますが、詳細はぜひこの本を手に取ってお読みください。

 

 

 

本書の後半では、「理解力と記憶力を高める5つの読み方」が以下の通り挙げられて、それぞれ詳しく説明されています。

 

 

1.「予測」読み: Predicting(プレディクティング)

 

2.「視覚化」読み: Visualizing(ビジュアライジング)

 

3.「つなげ」読み: Connecting(コネクティング)

 

4.「要するに」読み: Summarizing(サマライジング)

 

5.「しつもん」読み: Questioning(クエッショニング)

 

 

 

これらは私が実際に行っている読書法で、この本で「ズバリ解説」されていることに心底、驚きました。「読む前の準備」で、本を読む目的を明確にすることも含め、毎日1冊、ビジネス書を読み、ブログに書評を書いて公開している「私の読書法」そのものです。

 

 

とくに3番目に解説されている「つなげ」読みは、読書を加速化し、その中味を実践していく際の「要になるメソッド」で、この箇所を精読して理解・実践することを強くお薦めします。

 

 

 

本書の締め括りとして、「知識を自在に操る3つのアウトプット」が次の通り、紹介されています。

 

 

◆ テクニカルタームで聞き手の心をつかむ

 

◆ SPICEで説得力を上げる

 

◆ 思想書と科学書のダブル読み

 

 

 

テクニカルタームを紹介することで、聞き手の興味を引きつけ、説明力が増します。

 

 

 

また、心を撃ち抜くメッセージである「SPICE」とは、以下の5つです。

 

 

◆ S: Simplify(単純化)

 

◆ P: Perceived self-interest(私的利益感)

 

◆ I: Incongruity(意外感)

 

◆ C: Confidence(自信)

 

◆ E: Empathy(共感)

 

 

 

最後に、「思想書」と「科学書」の読破に関して、難解な古典を血肉にする3ステップを以下の通り紹介しています。

 

 

1.スキミング(重要だと思った箇所+その理由をメモ)

 

2.再読(重要な箇所を再読)

 

3.再々読(「要するに」読みで、重要な箇所を自分の言葉でまとめる)

 

 

 

また本書には各章の最後に「コラム」が掲載され、以下のテーマで書かれていて、とても参考になります。

 

 

◆ 読んでも忘れない記憶術

 

◆ ワーキングメモリーを鍛える

 

◆ 記憶の定着を促す戦略的な眠り方

 

◆ なぜ私は歩きながら本を読み続けるのか

 

 

 

巻末には本書で言及した書籍がまとめられていますが、著者が鍛えられた「選りすぐりの本たち」として、以下に挙げておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの参考文献は、著者のDaiGoさんの膨大な読書歴において、珠玉の書籍として推薦している本で、どれもほんとうに得られるものが多い書です。

 

 

 

以上、「全部読むな!」「身体を鍛えろ!」「忘れることを恐れるな!」と呼びかけ、とくに読書をする前の準備として、「読む目的を明確にする」ことの大切さを強調している本書は、最新の脳科学の知見も解説しながら、理にかなった「読書術」を紹介する書で、心から推薦します。

 

 

 

またこの本は、私の「ビジネス書の速読&多読法」および、「毎日ブログに書評としてアウトプットしている方法」をそのまま解説しているような本です。

 

 

 

「どうしてそんなに速く本が読めるのか」、「なぜ毎日ブログを更新できるのか」という質問を、日々たくさんの方々から私はいただくのですが、その「答え」がこの本にはすべて書かれています。

 

 

 

ビジネス書との出会いや読書によって人生を変えたい全ての方々に、ぜひ本書の一読と、その内容を実践されることを強くお薦めします。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!

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