「夢とお金は相反関係にない。僕らは夢だけを選ぶことはできない。お金が尽きると夢は尽きる。これが真実だ。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1980年兵庫県生まれ、「キングコング」を結成してお笑い芸人として活躍したのち、絵本作家として活動を始め、現在は国内最大の会員数を誇るオンラインサロンを運営して、様々な発信をしている西野亮廣さんが書いた、こちらの書籍です。
西野亮廣『夢と金』(幻冬舎)
この本は、「お金の問題から目を背けるな。家族を守りたいなら、チームを守りたいなら、お金について話し合う時間を作れ。」と提唱している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.富裕層の生態系
2.コミュニティ
3.NFT
この本の冒頭で著者は、「僕らは、お金がまわらなくなったら、自殺を選び、犯罪を選ぶ。」と述べています。
そして、「知床観光船沈没事故がなぜ起きたのか?」について考察し、最後は「お金がなかったから」という原因にたどり着くことを指摘しています。
本書の前半では、「富裕層の生態系」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 高価格帯の商品をなくすと、お金のない人からお金を取る世界になる
◆ プレミアムは「高級」(競合の最上位)、ラグジュアリーは「夢」(競合がない)
◆「夢」=「認知度」ー「普及度」
◆「機能」ではなく、「意味」を売れ
◆ 無人の自宅に稼がせる「脱・労働集約型」「脱・完売思考」
この本の中盤では、「コミュニティ」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ インターネットによって情報が皆のものに
◆ 人生は「お金」と「時間」という自分の資源をどのように分配するかだ
◆ 機能検索から人検索へ
◆ 人検索では、商品を買う理由に「応援」が入ってくる
◆ ファンは「安く買いたい人」ではなく、「応援したい人」
◆「機能」を買う顧客と、「意味」を買うファン
◆ 価格競争に巻き込まれないために大切なのは、「顧客のファン化」
◆「応援シロ」を作らなけらばファンは生まれない
◆「応援シロ」=「目的地」-「現在地」をつねに発信せよ!
◆「不便」によるコミュニケーションを戦略的に配置して、ファンを創造する
本書の後半では、「NFT」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ NFTは「役に立たないけど意味がある」ラグジュアリー商品
◆ NFTの販売&運用に欠かせない「コミュニティ」
◆ NFTの価値はコミュニティの「共同幻想」という意味によって守られる
◆ 投機によってNFTはデジタルババ抜きになるリスクも
◆「AI×NFT」で活動資金を作れる
◆ NFTのウォレットは「購入履歴」が見えるアイデンティティそのもの
◆ 支援したことを証明するメダルデザインのNFT
◆ 生成AIを使った「クラウドメイキング時代」の到来
この本の締めくくりとして著者は、「お金がない、お金の知識がない、お金を作る選択肢がない。・・・・これらがもたらすダメージの大きさを知れ。」と述べています。
あなたも本書を読んで、クラウドファンディングで集めた支援累計額5億7000万円、NFT取引量世界一を記録した著者の「夢とお金」についての考察から学び、夢の実現へ踏み出してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3171日目】