「あなたも、まず何かひとつ、捨ててみませんか?きっとあなたのビジネスは、息を吹き返します。すぐ目の前に、ストレスのない、あなたらしい人生が待っています。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年生まれ、ホテルオークラ東京など高級店で研鑽を重ね、調理及び製菓・製パンの技術を体得した「ケンズカフェ東京」オーナーの氏家健治さんが書いた、こちらの書籍です。
氏家健治『余計なことはやめなさい!:ガトーショコラだけで年商3億円を実現するシェフのスゴイやり方』(集英社)
この本は、東京の新宿御苑前で小さなイタリアンレストランを経営していた著者が、ディナー営業を辞めて宴会のみに切り替え、さらに人気だったガトーショコラの販売に特化したところ、赤字で倒産寸前の危機から脱し、現在ではガトーショコラ一本で年商3億円の会社に成長した軌跡を解説した書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.忙しすぎて、儲けることをおろそかにしていませんか?
2.余計なことをやめるたびに、会社が大きくなった
3.余計なことをやめたら、こんなにいいことがあった
4.「余計なことをやめる」代わりに、ますます強化すべきこと
5.「余計なことのやめ方」にはコツとタイミングがある
6.ブランドは、余計なことを捨てた先にある
7.人の役に立とう
この本の冒頭で著者は、「余計なことに煩わされなければ、本質に立ち返ることができます。自社にとって何が重要なのかを中長期的視点で考えられるようになる。つまり、戦略的思考ができるようになります。」と述べています。
そうです。「戦略とは、捨てること」なのです。
著者は続けます。「いったん手放すべきものを手放すと視界がクリアになり、自分の立ち位置、やるべきことの優先順位をつかめるようになります。」
本書では、「何をやめるのか、いつやめるのか、どのようにやめるのか。そして、やめる代わりに何をやるのか。」その本質をしっかり見極めることについて、著者の経験をベースに、余計なことを捨て、ビジネスが一気に好循環に入る具体的なやり方を紹介しています。
この本では、以下の順番でガトーショコラ一本で年商3億円の企業になったケンズカフェ東京の成長の軌跡が描かれています。
◆ 余計なことをやめるたびに店が大きくなっていった経緯
◆ どのようなことをやめたら、どんな「いいこと」があったか
◆ 余計なことをやめる代わりに強化すべきことは何か
◆ 余計なことの選び方とやめ方について
◆ 余計なことをやめ続けると、ブランド力が手に入る
◆ 著者が考える真の仕事の喜びについて
また、「捨てることでブランドを確立した」戦略について、とくに印象に残った大切なポイントを次に紹介しておきます。
◆ プロダクトを研ぎ澄ます
◆ プライス、プレイスを研ぎ澄ます
◆ ネット時代に必須のインターネットマーケティング
◆ 大切なのは未来のお客様を作ること
◆「余計なこと」とは「重要なこと」以外のすべて
◆「ありえない」を目指す
◆ 変わり続けよう
◆ ブランドは、余計なものを捨てた先にある
◆ 余計なものを断ち切ることで、強いブランド、強いビジネスができる
◆ 尽くす喜び
あなたも本書を読んで、まず1つ、捨てることからはじめてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!