書評ブログ

『やらない時間術』

「もしあなたが、当時の僕と同じように、
・いつも仕事に追いまくられていて時間がない
・家族や趣味など、意味のあることにもっと時間を使いたい
・一度しかない人生、自分の時間を生きたい

と感じているなら、きっと本書がお役に立てると思います。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、北海道大学経済学部卒、日本生命保険相互会社(ニッセイ)で15年勤務後、起業し、会員3000人超のコミュニティー・プラットフォーム「信用の器 フラスコ」代表株式会社シナジーブレイン代表取締役、ノート術研究家で、オンラインサロン『フラスコビジネスアカデミー』を主催する、起業支援とビジネス仕組化の専門家でもある安田修さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

安田修『やらない時間術』(かや書房)

 

この本は、優秀と言われている中堅・ベテランの会社員が身につけている時間術成功している起業家や経営者が使いこなす時間術を、著者の体験に基づいて厳選して、一番面白くて役に立つところだけを伝えてくれる本です・

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.なぜあなたはいつも忙しいのか

2.「詰め込む」時間術

3.「集中する」時間術

4.「やらない」時間術

5.時間の使い方は、生き方そのもの

 

この本の冒頭で著者は、ポイントは、『やらない』こと。その意味は、本書を読み進めればわかります。あなたは何回も、目から鱗が落ちる経験をするはずです。」と述べています。

 

本書の前半では、「なぜあなたはいつも忙しいのかについて以下のポイントを紹介しています。

◆ 忙しさには6つの構造がある

◆ 何にどれくらい時間を使っているのかを知る

◆ 忙しさと歯は、頭の中の状態

◆ 時間術は3種類:①詰め込む、②集中する、③やらない

 

この本の中盤では、「詰め込む時間術および「集中する時間術」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 書き出すだけでだいたい解決する、脳はシングルタスク

◆「やる気」に頼らない、ツールを使いこなす

◆ アポはまとめる

◆ 午前中に集中して作業する

 

◆ AIを活用する

◆ よく寝る、運動する、本を読む

◆ その日の最重要タスクに「ハイライト」を設定する

◆ 一人合宿で頭の中を整理する

 

本書の後半では、「やらない時間術および「時間の使い方は、生き方そのもの」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ やらないことを決めれば、やることが明確になる

◆ 著者のやらないこと:個別・無料で人に会う、繰り返しの作業、睡眠・食事時間を削る、大口顧客を作る、時間の切り売り

◆ 全てを自分でやらない

◆ 目的の明確でない努力をやめる

 

◆ やりたいことをやるには、書いて考え、経験を増やす

◆ 想像できることは実現できる(夢の100リスト)

◆ 目的・目標と関係のない時間の使い方はすべてムダ

◆ 自分に投資して、時間単価を上げないと、自由な時間は増やせない

 

この本は、拙著『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』(WAVE出版)を出版した1年前(2024年3月)に出ていれば、間違いなく「すごい時間のつかい方」の名著100冊に選んでいた本だと思います。

 

この本の締めくくりとして著者は、「知的生産においてはダラダラと12時間働くより、集中して3時間仕事をしたほうが、圧倒的な成果を生み出せます。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、「時間が爆発的に増えて人生が楽になる3つの時間術」を学び、やらないことを決めて、実践してみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3668日目】