「起業した以上は、事業に勝たなければならない。」と提唱し、そのための、①経営理念(戦略)、②戦術(マネジメント)、に続き、③戦法(営業・マーケティング)を中心のに述べた本があります。
本日紹介するのは、人財教育コンサルティング会社を経営する青木仁志さんが書いた、こちらの本です。
青木仁志『「売る」仕組みのつくり方 起業家のための社長学 第3部戦法[営業・マーケティング]編』(アチーブメント出版)
この本は、『起業家のための社長学』の第3部として、「売る仕組みのつくり方」に焦点を当てて、「戦法」を解説しています。
本書の冒頭で著者は、「売る」仕組みをつくる5つの柱を以下の通り、提唱しています。
1.社長自らが「売る」
2.「売る」仕組みをつくる
3.「売る」仕組みをまわす
4.「売る」人材を育てる仕組み
5.「売る」人材を採用する仕組み
こうした柱にそって、本書は以下の7部構成からなっています。
1.すべての力を「売る」ことに集中せよ
2.「売る」仕組みは社長にしかつくれない
3.「売る」仕組みをつくる
4.「売る」仕組みをまわす
5.「売る」人材を育てる仕組み
6.「売る」人材を採用する仕組み
7.『起業家のための社長学』三部作の終わりにあたって
本書では、「会社の原版は社長である」と提唱し、社長自らが「売り」、そして「売る」仕組みをつくらねばならないと強調しています。
そして、社長の哲学こそが「売る」人材に魂を吹き込む、ということです。さらに、「口コミを起こす仕組み」をつくることが大切であり、「一回のセールスで一生の協力者をつくれ」と説いています。
また、「売る」力とは経営力である、と言い切っています。
本書の結びとして、『起業家のための社長学』三部作のまとめが記されていますが、第1部、第2部の書籍とともに、「起業家として圧倒的に勝利するための絶対原則10」を最後に紹介しておきます。
1.目標が計画であること
2.事業に対する夢と、それを現実化できる実行、実践力を兼ね備えていること
3.起業し、成功し続けていける実力をもっていること
4.ストレス耐性があること
5.論理的思考の持ち主であること
6.類まれな問題解決能力の持ち主であること
7.健全な思考の持ち主であること
8.人の協力を得る能力に長けている
9.人間的魅力の持ち主であること
10.時間の使い方がうまい
最後に著者は、経営において一番大事なことは、社員を勝たせること、お客様に喜んでいただくこと、社会に貢献すること、つまり、トリプルウィン、「三方善し」の考え方をもち、実践していくことである、と述べています。
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では、今日もハッピーな1日を