「毎日が椅子取りゲーム」なあなたへ、と呼びかけて「通勤電車で座るテクニック」を伝授する本があります。
本日紹介するのは、英・タイムズ誌でも話題になった「ビジネス奇書」が文庫化された、こちらの書です。
万大『通勤電車で座る技術!』(サンマーク文庫)
この本は、日本の「通勤ラッシュ」という特異な現象を題材に、ここまで真剣に研究するのか、という呆れるほどの驚きを持って、海外にも反響を与えた書です。
イギリスの伝統ある日刊紙『THE TIMES』で取り上げあれたのを皮切りに、ロシア、ドイツ、トルコ、香港などでもニュースとして配信されました。
「電車通勤」は日本のサラリーマンの象徴のような風景ですが、そこでの悲喜こもごものドラマや「シットダウン・テクニック」と称する、「通勤電車で座る技術」をまじめに論じているところが新鮮です。
本書は、以下の8部構成から成っています。
1.座るために並ぶ技術!
2.いざ乗車で座る技術!
3.座るために立つ技術!
4.降りる客を見極める技術!
5.快適に座る技術!
6.座るために暮らす技術!
7.座る技術・悪のマニュアル
8.譲り合いこそ最大の技術!
著者の万大さんは、2005年に本書の単行本が刊行された時には、テレビ・ラジオへの出演依頼や、新聞・雑誌からの取材が殺到し、インタビューを受け続けたということです。ついには映画化までされました。
本のタイトルから、小手先のテクニックにばかり目を向けられがちですが、本書は通勤時間をどう過ごすかのひとつの提案であり、通勤生活を精神的にも楽にするためのツールのひとつだ、と著者は言います。
座るための指南書として使うも良し、通勤時間の暇つぶしとして笑い飛ばすも良し、ウケを狙った新社会人への贈り物にしても良し、ということです。
なぜか読後感が爽快なのも本書の特徴です。また読む最中は笑いを抑えることができません。
あなたも、本書をキッカケとして、「通勤時間の時間の使い方」を再度、考え直してみませんか。
通勤時間をどう過ごすかは、実はビジネスのあらゆる段取りのやり方と共通します。観察力、分析力、整理力、決断力など、たかが「通勤電車で座る技術」と侮るなかれ、です。
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では、今日もハッピーな1日を!