「常に最高のパフォーマンスを発揮するための頭と心の整理術」を書いた本があります。
本日紹介するのは、精神科医・医学博士の西田昌規さんが書いた、こちらの新刊書です。
西田昌規『突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわりに」振り回されないのか?』(かんき出版)
この本は、快適ではない環境の中でも集中力がとぎれない、脳の処理能力を極限まで上げる30のメソッドについて書かれた書です。
本書は以下の6つのCHAPTERという構成から成っています。
1.なぜ「まわり」が気になってしまうのか
2.結果を出す人は「雑音」に振り回されない
3.結果を出す人は「感情」に振り回されない
4.結果を出す人は「世の中」に振り回されない
5.結果を出す人は「体調」ぶ振り回されない
6.結果を出す人は「人間」に振り回されない
それぞれのCHAPTERがさらに細かい項目に分かれています。また、各CHAPTERの最後にポイントの要約が記されていて、とても読みやすい構成になっています。
私が最も感銘を受けたのは、ストレスに関する対処法についてです。まずストレスを感じるのは「脳の処理能力が落ちている状態」だと、著者は言います。
そして、ストレスには「悪いストレス」と「良いストレス」の2種類があり、「悪いストレス」を「良いストレス」に変えていくことが可能だ、と言います。
環境の変化でストレスを感じるのは、必要悪でもあります。それは「適応障害」の危機のサインを教えてくれるものだそうです。
ストレスを乗り切れるかどうかの戦略は、次の3要素に分類して考えていくのが分かりやすい、ということです。
1.ストレスの強さや持続時間
2.その人のストレス対処能力(心身ともに)
3.その人を支える環境
ストレスと付き合うのが上手な人は、えてして上記2「その人のストレスの対処能力」ばかりが卓越しているように思われがちです。
しかし実際には、ストレス負荷や労働時間を減らすなど、上記1の技術に長けている、あるいは、家族や友人関係のメンテナンスを怠らない、上記3の努力を欠かさない、という特徴があります。
上記1~3のすべて、「まわり」とのバランス感覚が求められます。
仕事ができる人、結果を残す人というのは、このようなストレス・マネジメントに長じている人のことです。
その他にも、数々の「結果を出す人」の考え方や習慣などが紹介されていて興味深い書です。
起業を目指す方は、結果を出すためにぜひ読んでもらいたい一冊です。私自身も学んだところが多い書でした。あなたにもぜひ、推薦したいと思います。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
では、今日もハッピーな1日を!