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『週刊東洋経済 2025年6/7号(定年後の人生戦略)』

「キャリアの終着が近づくにつれ、お金と心の不安は何かと募る。でも、大丈夫。50代からしっかり戦略を立て、必要な知識を仕入れておけば、老後の人生は思ったより楽しい。」と述べている雑誌特集があります。

本日紹介するのは、週刊東洋経済「お金と心を豊かにする定年後の人生戦略」をテーマに取材してまとめた、こちらの特集記事です。

週刊東洋経済編集部『週刊東洋経済 2025年6/7号(定年後の人生戦略)』(東洋経済新報社)

この雑誌特集は、シニア世代の不安や希望に寄り添い、「お金・働き方・生きがい」について最新情報と実例で構成されたものです。

本特集は、以下の3部構成から成っています。

1.慌てることはない 60代からのお金術

2.心の不安を解消する 定年後の生き方

3.2大不安を解消する 「脱リタイア人生」

 

この本の冒頭で編集部は定年後に抱く「お金」と「心身」という二大不安について多角的に取り上げ、人生100年時代を自分らしく生きる準備について考察しています。「定年後は準備次第で天国にも地獄にもなる」と警鐘を鳴らしつつ、50代からの備えと心構えの重要性を強調しています。

本書の前半では、「慌てることはない 60代からのお金術」について、以下のポイントを説明しています。

◆ ライフスタイル別「幸せな老後の4つのプラン」(井戸美枝)
①資産はあるが働くタイプ:自分らしい働き方で社会とのつながりを維持
  ②資産があり余暇を充実タイプ:趣味や学びを深める“アクティブリタイア”
  ③資産カツカツで働くタイプ:無理せず働ける環境と体調管理がカギ
  ④資産カツカツで倹約タイプ:生活の質を落とさずに支出を最適化

◆ ルールが続々改正 働く女性の「新常識」(井戸美枝)

◆「知らないと損する年金の落とし穴」(頼藤太希)

◆ 賢い年金の受け取り方:繰り上げ・繰り下げを活用(頼藤太希)

 

この本の中盤では、「心の不安を解消する 定年後の生き方」について定年後に直面する“孤独・退屈・夫婦問題”にどう向き合うかをテーマに、生活心理・哲学的視点も交えて展開しています。主なポイントは次の通りです。

◆ プライド捨てたら意外に充実 50代で激変する「働きがい」

◆ べったり夫婦旅行はNG!? 定年後、しなくていいこと(大江加代)

◆ ハイデガー哲学から考察 人はなぜ、退屈になるのか(陶久明日香)

本書の後半では、「2大不安を解消する脱リタイア人生」について、お金と生きがいという二大不安を解決するために、“働き続ける”という選択肢を多面的に紹介しています。

◆ 定年後の失敗しない働き方:再雇用/転職/起業

◆ 定年後キャリア請負人が指南「ひとり起業」誌面講座(大杉潤)
 →「定年ひとり起業」5原則
 →「トリプルキャリア」を意識して計画つくりを
 → 3つの「専門性」を組み合わせオンリーワンに
 → 自分の「強み」を棚卸し
 →「強み」を組み合わせ見つけ出す
 → アウトプット方法
 → 戦略的副業のススメ

◆ 猛烈銀行マンから社会活動へ シニアが生き生き働く方法(奥山俊一)

さらに、私・大杉潤の著書『定年ひとり起業シリーズ』3部作(自由国民社)を併せて読むと、定年後の人生設計がより立体的に見えてきます。

あなたも本特集をきっかけに、「定年後をどう生きるか」を真剣に考えてみませんか?
未来を恐れるのではなく、“設計”することで、人生後半はもっと面白くなります。

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

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では、今日もハッピーな1日を!【3744日目】