町のはずれにあるホタルの森の中に、こわれていないのに11時59分で止まっているふしぎな時計台があります。
どうして時計台は11時59分で止まってしまったのか? そのストーリーを描いた話題の絵本があります。
本日紹介するのは、昨日に続き、「キングコング」を結成してお笑い芸人として活躍したのち、絵本作家として活動を始め、現在は国内最大の会員数を誇るオンラインサロンを運営して、様々な発信をしている西野亮廣さんがプロデュースした、こちらの絵本です。
にしのあきひろ『チックタック~約束の時計台~』(幻冬舎)
この本は、世の中にないエンターテインメントの創造をミッションとし、いずれディズニーを超える絵本や映画の制作を目指している、西野亮廣さんが、自ら運営する「西野亮廣エンタメ研究所」の総力を結集して制作した絵本です。
著者の西野さんは、絵本業界の常識を覆す完全分業制で、オールカラー絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)を刊行し、大きな話題となりました。
今回の作品は、それをさらに進化させ、にしのあきひろ作品史上、もっとも残酷で、もっとも美しい物語と言われています。
私がこの絵本の存在に注目したのは、昨日紹介した『新・魔法のコンパス』(角川文庫)の中で、近畿大学・平成30年卒業式スピーチとして、著者の西野さんが紹介した、次のフレーズに感銘を受けたことがキッカケです。
「時計の針って面白くて、長針と短針が約1時間ごとに重なるんです。1時5分頃に重なって、2時10分に重なって・・・・毎時重なるんですけど、でも、11時台だけは重ならないんです。」
「短針が逃げきっちゃう。二つの針が再び重なるのは12時。鐘が鳴る時です。」
「鐘が鳴る前は、報われない時間があります。鐘が鳴る前は、見向きもされない時間があります。ボクにもありましたし、皆さんにも必ずあります。人生における11時台が。」
「でも大丈夫。時計の針は必ず重なるから。だから挑戦してください。応援しています。頑張ってください。」
誰でも、大きな鐘が鳴る前に必ず、報われないけど地道に短針を追いかけている挑戦の時期、すなわち「人生の11時台」がある、と著者は言います。
この絵本では、チックタックとニーナの「時計台が約束の12時になるまでの物語(ストーリー)」が描かれ、最後には「ギリギリセーフ」のエンディングとなります。
詳しいストーリーを知りたい方はぜひ、この絵本を手に取ってお読みください。
あなたも本書を読んで、時計台が12時の鐘を鳴らすまでのプロセスに思いを寄せてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!