年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」が書いたネットで大人気のキャリア論の本があります。
本日紹介するのは、1987年長野県生まれ。地元の短大を卒業後、地方のホームセンターに入社し、リクルートや楽天など、4度の転職を経て、本業年収1000万円、副業年収4000万円を稼ぐサラリーマンとなった moto さんが書いた、こちらの書籍です。
moto『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』(扶桑社)
この本は、「転職」と「副業」をかけ合わせて、自分自身の市場価値や今後のキャリアアップ、さらには生涯年収を最大化する、これからのサラリーマンの生き方について解説している書です。
本書は以下の6部構成からなっています。
1.「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
2.年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
3.地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」に繋がる働き方
4.4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
5.本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
この本の冒頭で著者は、終身雇用が当たり前でなくなった今、「サラリーマンの安定の定義が変わった。」と著者は述べています。
「生き残る力を自分自身でつけていく必要がある」と著者は言います。それはつまり、「自分はいつだって転職できる」「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」「給料以外に収入がある」という状態を実現していくことが、「本当の安定」に繋がる、ということです。
続いて本書では、著者が年収240万円の地方のホームセンターに入社した理由や、生産性を上げ、市場価値(=生産性)を高める5つのポイントを以下の通り、説明しています。
1.論理的な思考ができるこ力
2.構造的に物事を捉える力
3.物事を俯瞰したうえで、課題を特定する力
4.課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
5.①~④を用いて組織をマネジメントする力
そして、自分の仕事を「わかりやすく」伝えられる能力が大切で、そのためには「全体像」を把握することだ、と著者は説明しています。
つまり、業界の状況→会社の課題→部署の役割→自分のミッションの順で整理することが求められるのです。
さらに、年収の高い業界や職種に軸をずらす「軸ずらし転職術」を、著者の実戦経験をもとに紹介しています。
また転職の面接時のノウハウとして、以下の留意事項も具体的なアドバイスとして提示しています。
◆ 転職した先の出口を考える
◆ キャリアの地図を持っておく
◆ 2年から3年後の自分を考えて、市場価値の高いポジションを目指す
◆「年齢と年収」を考える
実際の面接でのコツとして、次の3つのポイントを挙げています。
1.「何ができる人なのか」を伝える
2.「再現力」の高さを証明する
3.情報の見方と発信の仕方を考える
本書の後半では、本業の価値を上げる副業のメリットとして、以下の3つを紹介しています。
◆ 自分を売り出す「個のブランド化」
◆ 収入チャネルの増加による経済基盤の確保
◆ 本業における「市場価値向上」への寄与
続いて、Twitter をはじめとするSNSを活用した副業や、転職と副業のかけ算により、生涯年収を最大化する著者の戦略が説明されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、転職 × 副業で「10年で年収20倍超」にした「次世代サラリーマン」のモデルケースを学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!