「自分のために自分で決めて、自分で実行すれば、定年後の第二の人生も最高に楽しくて豊かになる!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、1953年生まれで、東洋大学経済学部を卒業し、日本通運株式会社へ入社、情報システム部門、国際輸送部門、米国現地法人勤務を経て、本社IT部門のトップを経験、その後2014年に定年退職後は、コンサルティング会社を起業して活躍する野口雄志さんが書いた、こちらの書籍です。
野口雄志『定年後の人生を黄金期にする方法』(KKロングセラーズ)
この本は、定年後の面白いことをイメージし、「定年後の黄金期」を楽しむための勉強や社外ネットワーク作りなど、「定年後」のことを考えるきっかけとなるための書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.65歳、第二の人生が最高に楽しくて充実している理由
2.「定年」の文字が頭に浮かんだら、実行したいこと
3.無理せず、前向きに、後悔しないように
4.仕事に対する情熱と誇り
5.企業人として学んだ貴重な財産
6.常に面白いことを求めて人生を楽しむ
7.定年後に心の平安を
この本の冒頭で著者は、「今、輝くことが定年後をさらに楽しくする」と提唱し、「定年後の黄金期」を楽しむための様々な工夫について記しています。
著者の野口さんは現在、65歳でコンサルティング会社を経営していて、中堅IT会社の社外取締役のほか、IT開発会社の顧問、アドバイザーなどを4社務めている、ということです。
これらの定期支援のアドバイザー業務が時間にして20%、スポットのプロジェクト関連で30%、残りのセミナー講師・講演講師が準備も含めて50%という配分だそうです。
配分は違いますが、私も研修講師、顧問・コンサルティング、執筆その他活動という複数の仕事を行う形態は共通しています。
本書では著者の現在の仕事について、以下の通り、「定年後を黄金期」にしている理由や経緯が紹介されています。
◆ 笑顔、前向き、明るい
◆ 組織の看板を下ろすことを自覚する
◆ 新しいネットワークがまた新しいネットワークを生む
◆ 自分のために自分で決めて、自分で実行する
◆ 最終ゴールと5年後のイメージ作り
◆ 定年後のシミュレーションをしよう
◆ 風を味方にする
◆ 「フラットな関係」とは人間が楽しく働く基本
◆ 「コミュニケーション」とは相手の心を動かし行動させること
◆ 「チャレンジすること」その思いが自分を成長させる
◆ 幸せのためにやりたいことは必ずやる!
◆ ユーモアのある人生は絶対楽しい
◆ ハードルを越えてみると新しい世界が待っている
◆ 定年後には自分の棚卸をしよう
◆ 定年後には自分流という得意技を作ること
◆ 定年後は人と人の連鎖反応と化学反応を起こそう
著者の野口さんは、講師を養成する「志縁塾」(大谷由里子代表)に入って、講師としてのスキルを磨くとともに、ネットワークを広げた、と述べています。
出版についても、私も親しくさせていただいている講師仲間の石川和男さんにアドバイスも受けた、ということです。
こうした著者の生き方や活動については、私が『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)で提唱した、生涯現役のための「トリプル・キャリア」という考え方と相通ずるものがあり、共感しました。
定年後を輝く人生にするために、ほんとうに参考になる一冊として、この本を心から推薦します。
あなたも本書を読んで、定年後の人生を「黄金期」にしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!