「50歳後半からのライフプランは重要で、いろいろなところから情報を取らなければいけない」「とくにこれからは近年の物価高、円安などへの対応は不可欠となりました。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、青山学院大学経済学部を卒業、大手信託銀行に長年勤務後にOAG税理士法人に入社、現在はOAGグループ エグゼクティブマネジャー、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、日本証券アナリスト協会 認定アナリストの皿海信之さんと、OAG社会保険労務士法人の社会保険労務士である三浦絵美さんが書いた、こちらの書籍です。
皿海信之・三浦絵美『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』(日本文芸社)
この本は、定年前後の仕組みや手続き方法、資産運用の考え方などをわかりやすく導き出せることを目指して図表を多く取り入れて解説している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.定年前後の税金・助成金
2.定年前後の働き方と雇用保険
3.定年前後の年金
4.定年前後の健康保険・介護保険
5.定年前後の相続
6.定年前後の暮らしと住まい
この本の冒頭で著者は、「人生100年時代といわれるようになった現代では老後への備えはできることから始めるに越したことはありません。」と述べています。
本書の前半では、「定年前後の税金・助成金」および「定年前後の働き方と雇用保険」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ 退職所得控除を受ける
◆ ふるさと納税で税金を控除
◆ 失業中の生活の支えとなる給付金
◆ 退職後の開業で支援金が使える
この本の中盤では、「定年前後の年金」および「定年前後の健康保険・介護保険」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ ねんきん定期便をチェックする
◆ ねんきんネットをチェックする
◆ 付加年金や未納期間分を追納して年金額をアップさせる
◆ 働きながら年金額を増やす
◆ 任意継続保険者制度を利用する
◆ 家族の被扶養者として保険に加入
◆ 世帯分離して保険料を減額する
◆ 介護保険を利用申請する
本書の後半では、「定年前後の相続」および「定年前後の暮らしと住まい」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 相続対象となる財産を確認する
◆ 配偶者居住権で相続した家に住む
◆ 連続する相続は相次相続控除を適用
◆ 死亡保険で相続税額を減らす
◆ 退職金を新NISAを利用して賢く増やす
◆ 全世界株式投資信託を利用する
◆ 家賃補助や貸付制度を利用する
◆ 移住支援制度を利用して移住する
この本の巻末には、「巻末付録」として、届け出だけでもらえる給付金と必要書類の入手先が掲載されています。
あなたも本書を読んで、定年後も安心が続く「お金のつくり方」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3319日目】