「ここ数年、日本では米国株投資『ブーム』が起きています。」「米国株投資は一過性のブームではなく、普通の人が投資を行うときのスタンダードな手段になる」と述べている本があります。
本日紹介するのは、米国株投資の火付け役とも言える月間100万PV超の投資ブログ「たぱぞうの米国株投資」の管理人で、現在は資産管理会社を経営している、たぱぞうさんが書いた、こちらの新刊書籍です。
たぱぞう『最速で資産1億円! たぱぞう式 米国個別株投資』(きずな出版)
この本は、すでに米国株の投資信託やETFの積み立てをしているけれど、もう少しリスクを取ってもいいからお金が増えるスピードをアップさせたいという人に向けた方法を伝授している書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.はじめに 個別株投資はチャンスが大きくて、なによりも楽しい!
2.まずは貯金とインデックス投資で守りを固めよう
3.投資を始める前に「目的」と「目標」を定めよう
4.セクター別のETFを検討しよう
5.個別株投資の基本を勉強しよう
6.ファンダメンタルズ分析を身につけよう
7.たぱぞう厳選! 大注目の米国株45銘柄
この本の冒頭で著者は、米国株の投資信託やETFの積立投資のデメリットを挙げるとするならば、「資産形成にとても時間かがかる」というものがあります、と述べています。
そして、個別株投資はインデックス投資よりもリスキーではありますが、その分期待できるリターンが高くなりますし、なによりも「楽しい」のです、と著者は言います。
本書の前半では、「貯金とインデックス投資で守りを固める」こと、および「投資を始める前に『目的』と『目標』を定める」ことについて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ コアの部分でインデックス投資をやる
◆ VTIかS&P500に連動したETFをコツコツ買う
◆ 米国株だけが不安ならVTや債券ETFという選択肢もある
◆ FIRE(Financial Independence, Retire Early)=経済的に独立して早期リタイアを目指す
◆ 8000万円の現金を用意して、年率3%のインカムゲインがあれば、FIREできる
◆ 投資でスルーできない税金の知識
◆ 資産の一部は米ドルにすべき
この本の中盤で著者は、「セクター別のETF投資」および、「個別株投資の基本」について、次のようにポイントを整理して解説しています。
◆ 米国企業は11のセクターに分類される
◆ 狙い目は「技術情報セクター」
◆ NASDAQに連動するETFもオススメ
◆ インカムを狙うならVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
◆ 米国株にはストップ高とストップ安がない
◆ 米国株は配当が多め
◆ 株式の分析手法は、ファンダメンタルズとテクニカルの2つの分析
◆ 株価のトレンドを知るサポートラインとレジスタンスライン
本書の後半では、「ファンダメンタルズ分析」について考察しています。著者が提示する主なポイントは以下の通り。
◆ 決算書では損益計算書(PL)の営業利益率をチェック
◆ EPS(1株当たり純利益)と自社株買いをチェック
◆ 貸借対照表よりキャッシュフロー計算書が大事
◆ 銘柄選びで最も大事なことは「自分がその会社を応援したいかどうか」
この本の巻末には、特別付録として、「たぱそう厳選! 大注目の米国株45銘柄」が掲載されています。
各銘柄とも見開き2ページで、企業概要、DATA、および注目ポイントが丁寧に説明されていて参考になります。
あなたも本書を読んで、最速で資産1億円を目指す「たぱぞう式米国株個別投資」を学び、チャレンジしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2564日目】