「日本復活は、誰に阻まれてきたのか」― その “敵の正体” を直視しなければ、次の一手は見えてきません。

本日紹介するのは、1958年高知県生まれ、中央大学法学部卒業。「週刊新潮」元デスクとして長年政界を取材し続けてきた作家・ジャーナリスト門田隆将さんによる、こちらの書籍です。

高市早苗政権が誕生し、「日本再興」を掲げた政治がいよいよ動き出しました。しかし、その前に立ちはだかるのは、単なる政策論争ではありません。本書が描き出すのは、日本を立て直そうとする動きに対し、長年にわたって抵抗してきた “構造的な敵” の存在です。

中国、オールドメディア、媚中議員、そして財務省―。門田氏は、高市政権がなぜこれほど誕生までに時間を要したのか、その裏側にあった妨害と圧力を、具体的な事例とともに明らかにしていきます。本書は、高市首相個人の応援本というよりも、「日本政治の深層構造」をえぐり出す宣戦布告の書と言えるでしょう。

本書は、以下の5部構成から成っています。

1.自民党の「左翼革命」を覆し高市政権誕生へ

2.高市政権が中国の“静かなる侵略”を潰す

3.“岸田・石破政権”で日本の何が失われたのか

4.日本を滅ぼす者たちの正体

5.巨悪中国と戦う最後の政治家・高市早苗

 

本書の前半では、高市政権誕生までの政治過程が克明に描かれます。単なる政権交代ではなく、「なぜ高市早苗でなければならなかったのか」という必然性が浮かび上がってきます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 自民党内部で進んでいた価値観の変質

◆ 高市政権誕生を阻んできた見えない圧力

◆ 世論操作とメディア報道の実態

◆ 国民が下した “静かな審判”

◆ 総裁選をめぐる攻防の舞台裏

 

この本の中盤では、高市政権が直面する最大の政策課題、とりわけ中国問題と経済・財政をめぐる攻防が語られます。安全保障と経済が不可分であることを、改めて認識させられます。主なポイントは次の通り。

◆ 中国による「静かなる侵略」の具体像

◆ 日本企業の対中依存がもたらすリスク

◆ 財務省主導政治の問題点

◆ 岸田・石破政権で後退した国益

◆ 高市政権が打ち出す対中政策の核心

 

本書の後半では、日本を内側から弱体化させてきた勢力の正体が明らかにされます。理念や綺麗事ではなく、「結果として何が日本を壊してきたのか」という視点が貫かれています。主なポイントは以下の通りです。

◆ オールドメディアが果たしてきた役割

◆ 外国人政策と治安悪化の現実

◆ 皇統問題をめぐる危機感

◆ LGBT法をめぐる政治判断の帰結

◆ 高市政権は長期政権になり得るのか

 

本書を通して強く感じるのは、日本政治は「人物論」だけでは決して語れないということです。誰が首相になったか以上に、「何と戦っているのか」「どんな構造を変えようとしているのか」を理解しなければ、表面的な評価に終わってしまいます。

賛成か反対か、その立場は人それぞれでしょう。しかし、日本がどこで道を誤り、どこから立て直そうとしているのかを考える材料として、本書は極めて刺激的で示唆に富んだ一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【3989日目】