「『やせない』『数値が改善しない』のは体内時計とズレた食生活が原因!」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1953年生まれ、九州大学大学院薬学研究科博士課程修了、薬学博士で、時間栄養学の第一人者、広島大学大学院医系化学研究科特任教授、早稲田大学名誉教授で、日本時間栄養学会顧問がの柴田重信さんと、早稲田大学時間栄養学研究所 招聘研究員、理学博士、管理栄養士で、ChronoManage代表の古谷彰子さんが監修した、こちらのムック本です。
柴田重信・古谷彰子 監修『食べる時間を変えるだけ! 知って得する時間栄養学』(宝島社)
この本は、「何を食べるか」より「いつ食べるか」という体内時計に合わせた暮らしによって、からだがみるみる健康になるという「時間栄養学」について、図解や写真を活用して分かりやすく解説している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.高血圧・高血糖・脂質異常症を改善する&やせる時間栄養学
2.パフォーマンスを上げる時間栄養学
3.運動と体内時計の関係を知る・考える時間運動学
この本の冒頭で著者は、時間栄養学の考え方を実践して4週間でやせた事例を紹介しながら、次の4つのポイントを挙げています。
◆ 食べる時間を10~12時間以内にする(12~14時間の絶食)
◆ 朝食を摂る(主食+魚(ツナなど)を意識)
◆ 食べる量は、朝3:昼3.5:夜3.5
◆ 食べたものは何でも記録、食べたことをしっかり認識
本書の前半では、「高血圧・高血糖・脂質異常症を改善する&やせる時間栄養学」について以下のポイントを説明しています。
◆ 人間の体内時計は、主時計(視交叉上核)、「脳時計」、末梢時計(臓器)の3つ
◆ 体内時計の3要素:➀周期、②位相、③振幅
◆ 時計遺伝子は、複雑に絡み合いながら体内時計を支える役割
◆ 体内時計を整えるコツ:「光の刺激」と「食事の刺激」
◆ 朝食は絶対に抜かない
◆ 食物繊維が豊富な主食と魚が有効
◆ 牛乳や卵は朝は筋肉、夜は骨に働く
◆ 納豆は朝も夜も万能に働く
◆ 揚げ物を食べるなら、夜よりも昼
この本の中盤では、「パフォーマンスを上げる時間栄養学」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 朝食抜きは体の時差ボケを招く
◆ 始まりの「朝食」とは、絶食あけの食事
◆ 平日と休日のズレ「社会的時差ボケ」
◆ 朝トマトでリコピン吸収が最大に
◆ 真夜中は高脂肪食が進む「魔の時間帯」
本書の後半では、「運動と体内時計の関係を知る・考える時間運動学」ついて説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 運動のタイミングが体内時計を変える
◆ 体内時計は運動能力も調節する
◆ 高血圧改善には朝の運動がいい
◆ 糖尿病には夕方の運動と食後の小運動
◆ 朝タンパク質&朝運動は筋肉によし!
この本の巻末には、「朝・昼・夕の主な食べどき早見表」および「時間栄養学的 やせる食べ方&生活」が掲載されていて便利に活用できます。
あなたも本書を読んで、「時間栄養学」および「時間運動学」を学び、体内時計に合わせた暮らしを実践することで、健康なからだを目指してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3419日目】