「もう、嫌いな仕事をガマンしてやり続けなくてもいいんです。好きなことを仕事にして楽しく生きられる。むしろ、そうしないと生き残れない時代が、あと数年でやってきます。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、東京大学文学部卒業後、東京放送(TBSテレビ)に入社し、『さんまのスーパーからくりTV』や『中井正広の金曜日のスマたちへ』など数多くの番組を担当して、現在はフリーで番組企画などを行う角田陽一郎さんが書いた、こちらの書籍です。
角田陽一郎『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(アスコム)
この本は、「好きなことだけやって生きていける」ようになるには、どうすればよいかについて、著者の番組制作経験や成功したタレントの共通項から、著者なりの結論を解説しているものです。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.「好きなこと」を増やすだけで、あなたの人生は大きく変わる
2.新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれる
3.伝え方一つで、「ダメ」なアイデアも「いい」アイデアに変わる
4.「うまくいかないときにどうするか」が、好きなことをし続けられるかを決める
この本の冒頭で著者は、「好きなこと」を仕事にできる人と、できない人の差を次のように述べています。
◆ 好きなことを仕事にできていない人=「好きなこと」に縛られている人
◆ 好きなことを仕事にできている人=「好きなこと」を創造できる人
つまり結論は、以下の通りになります。
◆ 才能や夢、「やりたいこと」がなくても、今から「好きなこと」を増やし、それをやればいい
◆ 周囲のこと、他人の発言など、何でも興味を持ち、おもしろがってみる
要するに、どんなことでも興味を持っておもしろがれば、誰でも「好きなことだけやって生きていける」ようになる、ということです。
私たちは20~60歳のおよそ半分の時間は仕事をする「働く時間」で、それは人生の4分の1にもなります。その仕事を「好きなこと」にすれば楽しい人生が送れます。
そのためには、働いている人の意識として、①当事者意識、②お客さん意識、③被害者意識、の3つがある中で、つねに当事者意識、つまり「自分ごと化」して考える習慣を持つことが大切です。
これから求められるのは、アウトプットとインプットを繰り返し、「好きなこと」を増やせる人だけが生き残れるでしょう。
また、「好きなこと」が増えれば、知識や才能が増えていき、その先に必ず、「あなたにしかできないこと」が待っている、と著者は言います。
次にこの本では、「好きなこと」から無限に成功するアイデアを生み出すには、固定観念にとらわれず、売れているもの、他人がおもしろいと言ったものに、とにかく興味を持つことです。
そして、あなたのアイデアをうまく伝えることも大切で、自分が話したいことではなく、相手が何を話すと喜ぶかを考え、相手に参加させる工夫をすることが必要です。
本書の最後では、多くの成功したタレントに共通する特徴として、成功する人と成功していない人の「7つの大きな違い」を紹介しています。
成功していない人は、次の7つの共通点があります。こうならないように注意しましょう。
◆ 出会いを無駄にする
◆ 理由をつけて、すぐに諦める
◆ 他人の目を気にしすぎる
◆ こだわるポイントが的外れである
◆ テクニック論に走る
◆ 自分の善悪の基準で、物事を判断する
◆ 「私は違う」と、すぐに言う
この本の最後に、来年2018年が明治維新から150年目にあたり、現在は明治維新を上回る変革期だと著者は言います。
そして、「好きなこと」を続けていくためには、以下のことを実行するよう、著者の角田さんは解説しています。
◆ 創造で得られる快楽に溺れてみる
◆ 「かけがえのない存在」になれるような強みをみつける
◆ SNSで自分のキャラクターを発信する
◆ とりあえず3年続けてみる
◆ 成功者の真似をしてみる
この本の最後には、全体のまとめとして、以下の流れが再度、紹介されています。
1.いろいろなことに興味を持って、「好きなこと」を増やす
2.「好きなこと」と既存のものを組み合わせ、アイデアを生み出す
3.アイデアをうまくプレゼンして、仕事にする
4.「好きなこと」を仕事にし続ける
あなたも本書を読んで、「好きなことだけやって生きていく」というライフスタイルや働き方を実現してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を