書評ブログ

『どんなことでも「すぐやる」技術 クリエイティブな仕事も嫌な仕事も即実行できる仕組みの作り方』

「成功している人と、成功していない人の決定的な違いは何でしょうか。それは、成功している人は例外なく、やりたいことだけでなく、やらなければならないことを『すぐやる』ということ。」「そして、最初の一歩が鬼のように早い。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1968年北海道生まれで、建設会社総務経理担当部長税理士、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師5つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン石川和男さんが書いた、こちらの書籍です。

 

石川和男『どんなことでも「すぐやる」技術 クリエイティブな仕事も嫌な仕事も即実行できる仕組みの作り方』(Gakken)

 

この本は、マインドセットや考え方だけではなく、仕組み作りに力点を置いて、「どうやってスピードアップするのか、すぐやるのか」について、非常に頭を使うクリエイティブな分野の「すぐやる方法」にページをしっかり割いているのが特長の本です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.0秒で「すぐやる人」になれる、なり続けるための特効薬

2.先延ばしできない状態に追い込むための「環境」の作り方

3.「すぐやる人」になるための日々の習慣

4.どんなことも楽しくしてしまう「ゲーム感覚」を身につける

5.難攻不落のクリエイティブな作業でも「すぐやる」技術

6.「すぐやるクリテイティブ脳」を鍛える習慣

 

この本の冒頭で著者は、「まず動く、行動する。早くスタートした者が勝つようになっているのです。本書を通じてそんな成功続きの人になってくだされば、これ以上の幸せはありません。」と述べています。

 

 

本書の前半では、0秒ですぐやる人になれる、なり続けるための特効薬」および「先延ばしできない状態に追い込むための環境の作り方」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 手を動かすことで興奮し、動き出すことができる

◆ 心配事はノートに書きだす

◆「そうくるか」と言って、いったん受け入れる

◆ 公言することで夢を実現する行動を起こす

 

◆ 寝る時間と起きる時間を固定する

◆ 家を出て、少しだけお金をかける

◆ 午前中の2時間を「ガムシャラタイム」に

◆ すぐに集合させないで、すぐに解放すること

 

 

この本の中盤では、「すぐやる人になるための日々の習慣」および「どんなことも楽しくしてしまうゲーム感覚を身につける」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 仕事の成果とは、「完成度×時間効率」、完璧より終わらせること

◆ シングルタスクでさっさと終わらせる

◆ 緊急じゃないけれど重要なことを、毎日やり続ける時間を決める

◆「2ダウン、3アップ法」で挫折知らず

◆ 始まり、終わり、自分自身の終了期限の「トリプルデッドライン」

 

◆「ゲーム感覚」で楽しく仕事を

◆勉強こそ「人生で最も楽しめるゲーム」

◆ 上から順番に強制的に返信していく

◆「シナリオ作家読書術」でスムーズに流れるストーリーを作る

 

 

本書の後半では、「難攻不落のクリエイティブな作業でもすぐやる技術および「すぐやるクリテイティブ」を鍛える習慣について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ アイデアは既にあるものの「組み合わせ」

◆ まずは監督になり、次に評論家になる

◆ 誰かにさっさと聞いて、巻き込む

◆ 人間観察して、想像することによってクリエイティブな能力がついてくる

 

◆ 質より量を稼ぐ

◆ 実用書は、買う前に気になるところをガンガンつまみ食い方式で読む

◆「読む」のではなく、役立つコンテンツを「探す」

◆ 特に響く言葉を抜き出した名言を毎朝、読んでいる

 

この本の締めくくりとして著者は、「成功者とは、『自分の一番やりたかったことをやれている人』です。」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、一度きりの人生、自分の能力を最大限、出し切って、その先にいる「新しい自分」に出会ってみませんか?

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3208日目】