「音楽活動では挫折し、仕事も人間関係も上手くいかない。そんな毎日は、SNS、特に音声配信をきっかけに大きく動き出しました。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、幼少期からピアノを習い、その後はバンドでボーカリストとして活動、しばらく活動を休止していたが、音声配信をきっかけにピアノソロのインストゥルメンタルの制作を開始、音声配信アプリ「スタンドエフエム」を中心に活動中のピアニスト兼ボーカリストのさとうゆうさんが書いた、こちらの書籍です。
さとうゆう『空にリボン:「自分には何もない」なんて、もう思わない』(Kindle出版)
この本は、SNSを始めてから人生が大きく変わったお話を中心に、いいこともそうじゃないことも含めて、著者が歩んできた道、経験を記した書です。
本書は以下の22のエピソードから成っています。
1.たぶん、風船になりたかった
2.猪突猛進な生き物です
3.バンジージャンプでは何も変わらなかった
4.折込チラシの剣を持った子供
5.画面の向こうにあったもの
6.うらやましがりやの虫
7.誰も来ないライブ
8.あんなに夢中だったのに離れてしまった
9.そろそろ向き合わなきゃいけないと思ったんだ
10.人生初の手術はドラマのように
11.もう風船をうらやましいなんて思わない
12.弾き語りとの出会いは唐突に
13.アルファベットが奏でる魔法の世界
14.そうだ、バンドをやろう
15.大丈夫、君の歌が好きだよ
16.世間知らずは夢の中へ
17.偉大な先輩
18.短所だと思っていたことは意外と味方だったりするものだ
19.引き金が引かれた瞬間、「楽しい」が生まれたんだ
20.誕生日はその日まで生きてこれた証
21.君への土産はとびきりの日本酒とウザいくらいの自慢話だって決めたんだ
22.タイムマシーン
この本の冒頭で著者は、「好きな音楽では挫折し、ソロ活動も中途半端。会社員としては底辺を這いずり回り、自分の人生を変えたいと思っているのにいつも空回り。そんな私でも、今は自分のやりたいことをやって、様々なチャレンジを楽しんでいます。」と述べています。
本書の前半では、著者の人生を変えた、ここ3年くらいのSNSについてエピソードを記しています。主なポイントは以下の通り。
◆ ツイッターでのつぶやき「これからは音声配信が熱い」に興味
◆ 音声配信の魅力の虜に
◆「誰も来ないライブ」で少しだけ強くなる
◆「いろんな人に自分の曲を聴いてもらいたい。」
この本の中盤では、音楽活動の歴史について、次のポイントを紹介しています。
◆ 人生初の手術はドラマのよう
◆ 音楽を続けたい、配信活動をもっと充実させる、「聞き流せる」ピアノ曲
◆ 子ども時代の弾き語りとの出会い
◆ アルファベット(コード)が奏でる魔法の世界
◆ バンド活動の思い出、主役になれない悔しさと劣等感、コンテストで惨敗
本書の後半では、音楽を諦めて生活するための「携帯販売の仕事」以降の経験を語っています。主なポイントは次の通りです。
◆ 偉大な先輩の教え方
◆ 人との接し方や仲間がいるありがたさ
◆ 姓名診断通りの「目立つのが好き」「勢いがある」「猪突猛進」
◆「おめでとう」と「ありがとう」を伝えるオリジナル曲「birthday」
◆ 何もできなかった「突然のA君の死」
◆ オリジナル曲「タイムマシーン」の歌詞「未来の私に聞く。君は幸せかい?」
◆ 過去を否定せずに笑っていられればそれでいい
◆ 堂々と「幸せだよ」と胸を張って言い切れる生き方を
この本の締めくくりとして著者は、「今苦しいことがあったり、辛いことがあっても、生きてさえいれば、どこかで人生は変わることがある」と述べています。
そして、「その時は本当にしんどくて苦しくて、もう何もかも投げ出したくなったとしても。生きてさえいれば、今までには出会えなかったものに出会える可能性だって生まれてきます。」と続けています。
あなたも本書を読んで、「人生が大きく変わった」著者の経験を知ることで、これからの生き方を見つめ直してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3225日目】