「“オルカンとS&P500だけで安泰”――その常識を疑え!」――そんな挑発的なメッセージで、世界の新富裕層が実践する次世代の投資戦略を明かす一冊があります。
本日紹介するのは、1997年宮崎県生まれ。2020年お茶の水女子大学卒業後、個人投資家として活動を開始し、アラブ首長国連邦ドバイを拠点に、ジョージア、トルコ、UAEなど複数の不動産に投資。現代アートやアンティークコインなどの現物資産も保有し、富裕層・経営者・投資家への資産コンサルティングや海外移住アドバイスを行う実践派の投資家であり、YouTubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」も人気の宮脇さき(みやわき・さき)さんが書いたこちらの書籍です。
宮脇さき『世界の新富裕層はなぜ オルカン S&P500 を買わないのか』(KADOKAWA)
この本は、世界の新富裕層が実践する「守って増やす投資術」をわかりやすく体系化し、インフレ・ドル依存・資産分散という3つのリスク視点から、日本人の投資常識を根底から問い直す実践的マネー戦略書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.お金持ちの新常識! 富裕層が実践するマネー戦略
2.「オルカン・S&P500」一択が高リスクの時代に突入
3.インデックス投資に頼らず2億をつくるインフレヘッジ戦略
4.2億を10億に変える「超レベレッジ投資」
5.死ぬ時に資産をゼロに! 幸福を100にする最強ルール
本書の前半では、「お金持ちの新常識」として、インフレと通貨価値の変動を前提にした ”真の資産防衛” を説いています。主なポイントは以下の通りです。
◆ インフレ加速の時代では「現金」「円」「米国株」頼みは危険
◆ 富裕層は「守りながら増やす」投資を徹底している
◆ FIRE(経済的自立)をゴールにする考え方は時代遅れ
◆ お金を「使う目的」から逆算して資産設計をする
◆ 富裕層の共通点は、“資産をどう動かすか”のセンスにある
この本の中盤では、「インデックス投資のリスク」と「インフレヘッジ戦略」について、著者自身の実践をもとにリアルな代替策を紹介しています。主なポイントは次の通りです。
◆ オルカンやS&P500は“アメリカ一極集中”という構造リスクを抱える
◆ 金、コモディティ、不動産、現物資産で通貨価値下落に備える
◆ 分散投資は“地域”ではなく“通貨・資産クラス”で考えるべき
◆ 富裕層は「レバレッジ」を“借金ではなく時間”にかける
◆ 投資の目的は“老後”ではなく、“今”の自由を手に入れること
本書の後半では、「超レベレッジ投資」と「幸福のための資産活用術」に焦点を当て、単なるお金儲けを超えた “豊かさの哲学” を提示しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 投資で得た利益を“経験”と“人脈”に再投資することで人生が拡張する
◆ 「2億を10億にする」よりも「幸福度を100にする」投資が重要
◆ 死ぬときに資産をゼロにする“幸福の最終戦略”を提唱
◆ お金の使い方にこそ、その人の価値観と教養が表れる
◆ “好きな場所で、好きな人と、好きな仕事をする”が新富裕層の定義
この本は、投資という枠を超えて、「どう生きるか」「何を豊かと感じるか」という人生設計の核心を突く指南書です。
「オルカン・S&P500で十分」と思っている人ほど、今読むべき一冊です。金融リテラシーを再構築し、資産と人生の自由度を高めたい人に強くおすすめします。
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では、今日もハッピーな1日を!【3882日目】