「仕事がなかなか終わらない理由、それは、あなた自身が仕事をどんどん増やしているからです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、人財育成コンサルタント、上司向けコーチとして活躍する吉田幸弘さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
吉田幸弘『仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣』(あさ出版)
この本は、これまで著者の吉田さんが研修や講演、コンサルティング等を通して3万人超の方々と接し、様々な相談を受け、仕事時間・量を減らす方法を伝えてきた中で、特に効果が高いもの、評判がよかったものを中心に、著者の経験を踏まえて、仕事を速く終わらせるコツや考え方、感情との向き合い方などを紹介している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.仕事が早い人が実践しているムダを減らす時間の使い方
2.仕事がうまくまわる人間関係を構築する方法
3.さりげなくて非常に効率的な仕事術
4.仕事時間が少ないのに結果が出る思考法
5.仕事がはかどる感情との付き合い方
この本の冒頭で著者は、仕事のスピードが遅く、毎日追われている人は次のような特徴がある、と指摘しています。
◆ 断ることが苦手で、どんなに忙しくても仕事を請けている
◆ 周囲の人のことを考えてていねいに仕事をしている
◆ 相手のために無理な納期でも対応する
◆ 資料を案件ごとに、こと細かに作成している
◆ 責任感が強く、他の人に仕事を振らず、自分で抱え込みすぎてしまっている
それに対して、仕事が早い人が実践している習慣について、本書では以下のようなポイントを提示しています。
◆ 小さなカバンで快適に仕事をしている
◆ まず大きな仕事をする「まとまった時間」を確保する
◆ スタートダッシュとラストスパートをする
◆ スケジュール帳を真っ黒にしない
◆ 意識的に休憩を取る
◆ 雑談を大切にする
◆ 自分の失敗談を語る
◆ 下の人からも学ぶ
◆ 目標を公言する
◆ 隠れ家にこもる
◆ ECRS(取り除く・統合する・取り替える・簡素化する)を使って聖域を疑い、変化をつくる
◆ 常に客観的である
◆ 一次感情と向き合う
◆ 不安材料を書き出す
◆ ストレスをその都度、解消する
◆ ムラがある前提で考える
この本の最後で著者は、「仕事が早く終わるようになったらやりたいこと」を明確にし、目標がはっきりしている人は、仕事が早く終わるようになる、と述べています。
あなたも本書を読んで、仕事が早く終わる人の習慣を身につけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!