「読書はあなたをまがいものではない、真に自由な世界へと導いてくれるもの」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、伊藤忠商事の元社長で、公益社団法人日本中国友好協会会長の丹羽宇一郎さんが書いた、こちらの新刊新書です。
丹羽宇一郎『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)
この本は、「本なんて役に立たないから、読む必要はない」という投書をした大学生やそれに賛同する意見の若者に対して、読書によって養われる「自分の頭で考える力」の大切さを説いている書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.本に代わるものはない
2.どんな本を読めばいいのか
3.頭を使う読書の効用
4.本を読まない日はない
5.読書の真価は生き方に表れる
6.本の底力
この本に書いてあることはほとんど全て、私が言いたいことと共通しています。それは、本書のタイトルや目次の見出しを見ただけでも分かります。
とくにこの本の冒頭で著者が述べている次の言葉は、読書の意義を一言で言い当てていて、全面的に同意します。
「人間にとって一番大事なのは、“ 自分は何も知らない ” と自覚することだと私は思います。“ 無知の知 ” を知る。読書はそのことを、身をもって教えてくれます。」
現代はネットの発達によって情報量は爆発的に増えていて、カリフォルニア大学バークレー校のピーター・ライマン教授の「1999年時点で、人類が過去30万年かかって蓄積した情報量より多くの情報が、次の3年間2000年~2003年で蓄積される。」と指摘しています。
また著者は、教養と仕事と読書の3つは相互につながっていて、どれか一つが独立してあるというものではない、と述べています。
本書の中で著者が紹介している見解について、私も同感で大切だと思うものを以下に挙げておきます。
◆ 人間ほど複雑なものはない
◆ 読書では目だけでなく、手も使う。ノートに書き写すと頭に残る。
◆ 本にお金を使うことは自分を成長させるための投資
◆ 多読と精読はバランスよくすることが大切
◆ 不足している感情を本で補う
◆ 仕事の姿勢を読書が正す
◆ 読書は人を見る目を養ってくれる
◆ 読書は心を自由にする
これらのことは、著者が言う「本を読む人にしかわからないことがある」にあたるものでしょう。
最後に本書の中で紹介されている本で参考になるものを挙げておきます。
あなたも本書を読んで、ビジネス界きっての読書家が明かす「活字の極意」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を