「やりたいことが分からないまま、毎日を忙しく過ごしている」― そんな感覚に、心当たりはありませんか。

本日紹介するのは、アメリカ・ヨーロッパで大ベストセラーとなり、全世界で500万部を突破した “人生の問い” の物語。60分ほどで読めて、読み終えたあと、静かに人生を見つめ直したくなる。そんな一冊です。

ジョン・ストレルキー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ダイヤモンド社)

この本の舞台は、人生に行き詰まった主人公が偶然たどり着いた、道路の果てにある小さなカフェ。そこで手渡されたメニューには、「人生を変える3つの質問」が書かれていました。

物語はとてもシンプルで、登場人物も多くありません。それでも、読む人それぞれの人生に深く刺さるのは、問いそのものが、あまりに本質的だからです。

本書は、以下の26のエピソード&ストーリーで構成されています。

1.最悪なドライブ
2.何もない交差点
3.見えない夕日
4.質問カフェ
5.ふしぎなメニュー
6.あなたはなぜここにいるのか
7.メニューの文字
8.崖っぷちの感覚
9.生きている理由を知ってしまうと

10.質問の答え
11.存在理由を満たすため
12.ウミガメの話
13.人生の無駄
14.実業家と漁師の話
15.広告からのメッセージ
16.だからぼくたちは、もっとモノを買う
17.自分へのご褒美
18.あなたは死を恐れるか?
19.あなたは満たされているか?

20.お金の心配
21.幸運な出来事
22.運がいい人の法則
23.ゴルフボールの話
24.7日に届く小包
25.コスタリカの夕日
26.新しい1日

 

本書の前半では、「なぜ私たちは、忙しいのに満たされないのか」という問いが浮かび上がります。主なポイントは、次のようなものです。

◆ 多くの人は「生きる理由」を考えないまま走り続けている

◆ 社会の期待と、自分の本心はズレやすい

◆ 忙しさは、問いから目をそらすための手段になる

◆ 人生の不安は、「目的が曖昧」なことから生まれる

◆ 立ち止まることは、逃げではない

 

この本の中盤では、人生を揺さぶる3つの質問が、物語を通して投げかけられます。どれも、答えを急がなくていい問いです。けれど、一度この問いを知ってしまうと、
これまでと同じ生き方には戻れなくなる ― そんな力を持っています。

◆ あなたは、なぜここにいるのか?

◆ あなたは、死を恐れているか?

◆ あなたは、いま満たされているか?

 

本書の後半では、「やりたいこと」とは何かが、少しずつ輪郭を持ち始めます。主なポイントは以下の通りです。

◆ やりたいことは、外から与えられるものではない

◆ お金は、目的ではなく手段にすぎない

◆ 幸運は、意味のある人生の副産物

◆ 自分の存在理由に沿って生きると、時間の質が変わる

◆ 人生は、いつからでも書き換えられる

 

この本を読んで感じるのは、「やりたいことは、探すものではなく、思い出すものかもしれない」ということ。答えは、すでに自分の中にある。ただ、忙しさや不安の中で、見えなくなっているだけ。

キャリアに迷っている方、これからの生き方を考えたい方、一度立ち止まって自分に問いを投げかけたい方に、静かに、しかし確実に効いてくる一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【3969日目】