人間関係の悩みが瞬く間に消える相手と自分の心を変える方法を教えてくれる書があります。本日紹介するのは、石山喜章さんが書いた、こちらの本です。
石山喜章『世界が一瞬で変わる潜在意識の使い方』(あさ出版)
この本は、一度手に入れたら二度と「人間関係やコミュニケーションのズレに悩まされない」ためのマスターキーを渡す本、ということです。
本書は、潜在意識にフォーカスすれば人間関係は改善できる、と提唱しています。そして、誰もが簡単に「潜在意識」のメカニズムをつかむためにまとめられたのが、「マインドーム理論」という考え方で、それを紹介しています。
本書のベースになっている「マインドーム理論」とは、1996年にノ・ジェス氏(NR JAPAN株式会社 代表取締役)が発見した新素材をもとに、理論とイメージで意識と無意識を理解し、認識を変化可能にする新しい認識技術です。
本書によれば、「潜在意識」を理解できれば、見えている世界が一瞬で変わり、次のような変化を実感する、ということです。
◆ 感情的になることがなくなる
◆ 相手を理解する余裕ができる
◆ どんなタイプの相手でも大丈夫と思える
◆ 相手の本心がわかるようになる
◆ 自分をオープンにしても怖くなくなる
◆ 人との会話やコミュニケーションが楽しめるようになる
◆ 自分のことを受け入れてもらえるようになる
◆ 喜んで自分に協力してくれる味方が増える
◆ 相手のほうから好意的に思ってもらえることが増える
◆ 人が気づかないところも気づけるようになる
◆ 相手がどうしてほしいのかわかるようになる
本書は以下の5部構成から成っています。
1.人間関係がうまくいっている人は潜在意識を使っている
2.あなたの脳は潜在意識の影響を受けている
3.“ マスターキー ” で自分の潜在意識を開けてみる
4.世界が変わる潜在意識の使い方
5.世界は潜在意識でつくられている
本書によれば、潜在意識を理解するには、以下の3つが重要なカギになります。
1.観点
2.判断基準
3.認識
人間関係がうまくつくれず、コミュニケーションが苦手な人は、自分の考え方が正しいと思い、「観点」が固定しています。
また、自分が何を基準に判断しているのか自覚がない、つまり、「判断基準」について無自覚です。
その結果、自分の思い込みがイコール事実であると「認識」しています。
働き方が多様化し、いろいろな価値観の人とコミュニケーションを取ることが求められている今の時代、「観点」を固定させず、自分の「判断基準」を自覚して客観視でき、折に触れて自分の「認識」と他人の「認識」をすり合わせ、事実を確認する習慣が大切です。
また、相手の話を聞きながら同時に「自分のこと」を考えて思考がいろいろなところに飛んでしまっている状態を、「考えのお散歩」と呼びますが、これは避けなければいけません。
「考えのお散歩」のことを、認知科学では「マインドワンダリング」と呼びますが、日常的な認識の50%は自然発生的に考え、マインドワンダリングによって占められていると言われるほどです。
本書によれば、成功者は皆、「同じ視点」を持っていて、相手の立場という「観点」、背後にあるイメージという「判断基準」、ものの見方という「認識」の3つをちゃんと理解して人と接しています。
つまり、目には見えない部分である「潜在意識」を見ている、ということです。
成功している人は本質を理解しているので、①データ、②情報、③知識、④智恵、⑤真理という順に、洞察していきます。
つまり、「やり方」に固執するよりも、「考え方」をマネするよりも、それのベースになっているメカニズムや法則、「あり方」を理解して早く結果を出しているのです。
本書では、潜在意識が以下の5つの層でできていることを理解すべき、としています。
1.アイデンティティー
2.エネルギー
3.イメージ
4.感情
5.思考
つまり、アイデンティティー(自分自身をどう思うのか)によって、エネルギーやイメージがつくられ、そのイメージに応じて考え・感情が生まれます。
さらに、顕在意識1%にあたる「表情・言葉・行動」という、目に見えるコミュニケーションとなるのです。表情よりは言葉、言葉よりは行動の方がより強く相手に訴えかける力を持っています。
この後、本書では、「潜在意識」をいかに使ってコミュニケーションや人間関係を良くしていくかを、具体例を挙げながら説明していますが、詳細はぜひ、本書をお読みいただきたいと思います。
あなたも、本書によって「潜在意識」をしっかりと理解し、見える世界や人間関係を劇的に変えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!