現役では日本で最も多くの蔵書を所有すると言われる作家・渡部昇一さんの「読書歴」を公開する書が出版されました。
本日紹介するのは、自宅の巨大な書庫に15万冊の蔵書を所有する渡部昇一さんが書いた、こちらの本です。
渡部昇一『渡部昇一 青春の読書』(WAC)
この本は、1930年生まれの作家・渡部昇一さんが、青春時代から読んできた膨大な書籍の軌跡を公開・紹介している書です。
著者の渡部さんは、ベストセラー『知的生活の方法』(講談社現代新書、1976年)の著書として注目され、さらにそのもとになった書がP.Gハマトンの『知的生活』(講談社)であることもよく知られています。
この本では最後の部分に、ハマトンの『知的生活』と著者との出会いや心の動きが記されています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.鶴岡市立朝陽小学校時代
2.鶴岡中学校(旧制)時代
3.鶴岡第一高等学校-戦後
4.上智大学時代
5.上智大学大学院~ドイツ留学時代
本書の中では、世界の「古典」と呼ばれる価値ある書籍、しかも『原書』が数多く登場します。とても私たち一般の市民が追いつけるレベルではありませんが、書籍の持つ大きな可能性と効用を感じさせてくれます。
本書のなかでの圧巻は、途中にある「渡部昇一さんの書庫写真」です。膨大な蔵書の中で過ごす著者の幸せそうな表情が印象的でした。
推薦する書籍の中味が十分に理解できなくても、手にとって一読する価値のある書です。高額で重たい書籍なので、図書館で借りてお読みになることをお薦めします。
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では、今日もハッピーな1日を!