人生100年時代を早くから提唱し、自ら実践されている社会教育家の田中真澄さんがフリーの初期の頃に書いた成功哲学を紹介した本があります。
本日紹介するのは、日本経済新聞社に入社し、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)へ出向した後、独立起業して日本初のモチベーショナル・スピーカーとして全国各地で講演活動をしてきた田中真澄さんが書いた、こちらの書籍です。
田中真澄『成功への勇気ーポール・J・マイヤーに学ぶ自立の成功哲学』(ぱるす出版)
この本は、米国の成功者であるポール・J・マイヤー氏が開発したSMIプログラムを紹介し、目標設定と自己の動機づけの重要性を説いている書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.成功大衆化の時代
2.明治維新と似た現代
3.マイヤーの講演
4.人間=ポール・J・マイヤー
5.SMIはどのように評価されているか
6.SMIで成功した人々
この本の冒頭で著者は、「成功とは何か。ひとことで言えば、それは、自己実現欲求が満たされる状況をいう。」と述べています。
よく知られているアメリカの心理学者のアンドレ・マズローが提唱する「人間の心理的欲求」発達の五段階目の欲求です。
驚くことに、1984年刊行の書籍にも関わらず、何とそのあとに、「人生100年時代の到来」として、次の通り、「新しい人生区分」を著者は提唱しています。
◆ 第一期:未就学期(誕生~5歳)
◆ 第二期:就学期(小学校~大学)
◆ 第三期:就職期(就職~定年)
◆ 第四期:就商期(定年後~死ぬまで)
最後の「就商期」は、自分自身の最も得意とする機能で、自分のビジネスを行う時期と定義し、「終身現役」を唱えています。定年を60歳とすれば、人生100年時代では、この時期が40年と最も長く良い時期になる、と著者は言います。
続いて本書では、ポール・J・マイヤーが開発したSMI(Success Motivation Institute)プログラムを紹介しています。私も20歳代~30歳代の頃、毎日聴いていたプログラムです。
プログラムの冒頭は、次の「マイヤーの言葉」で始まります。
あなたが心にいきいきと描き
熱望し、心から信じ
熱意をもって行動するなら
どんなものでも
必ず実現する
この本の後半では、SMIの評価や、SMIで成功した人たちの事例が紹介して興味深く読めます。
あなたも本書を読んで、田中真澄さんの「終身現役」の原動力になっているSMIやポール・J・マイヤーについて、学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!