「ここから先の日本に、復活を期待するのは非常に困難な情勢です。」「岸田総理が暴挙に出れば、家計が破綻するケースが続出することになります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1957年東京都生まれ、東京大学経済学部卒業、日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て、現在は経済アナリスト、獨協大学経済学部教授で、50年間集めてきたコレクションを展示するB宝館(埼玉県所沢市けやき台2-32-5)が話題の森永卓郎さんと、1954年長野県生まれ、大学卒業後に経済事務所勤務を経て、1982年にフリーのジャーナリストとして独立、難解な経済とお金の仕組みをわかりやすく解説する家計経済の第一人者として活躍する経済ジャーナリストの荻原博子さんが書いた、こちらの書籍です。
森永卓郎・荻原博子『老後資金なしでも幸せに生きられる』(宝島社新書)
この本は、私たちが直面しているシビアな現実に負けないための工夫をまとめ、都会と田舎の中間に住む「トカイナカ暮らし」など、これから訪れる無茶苦茶な時代を生き抜く方策を紹介・解説している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.【対談】荻原博子×森永卓郎「日本の未來は明るいのか」
2.森永卓郎が憂える日本の未來
3.荻原博子が嘆く日本の未來
4.【対談】荻原博子×森永卓郎「自産自消で豊かに生きる」
5.森永卓郎流「混迷の未來を生き抜く処世術」
6.荻原博子流「混迷の未來を生き抜く処世術」
本書の前半では、【対談】荻原博子×森永卓郎「日本の未來は明るいのか」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 低コストで楽しく生きる「トカイナカ暮らし」
◆ 本当の豊かさとは、1週間の休暇を自然の中で何もせず過ごすこと
◆ 自分の身は自分で守り、現金を持つのが最強
◆ 地方へ移り住んで「晴耕雨読」の暮らしを実践する
この本の中盤では、「森永卓郎が憂える日本の未來」および「荻原博子が嘆く日本の未來」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ インフレから強烈なデフレへと反転する
◆ 2023年半ばには米国株の大暴落が発生する
◆「エブリシング・バブル」はピークアウトしている
◆ グローバル資本主義社会で、多くの人々は「資本の奴隷」に
◆ 物価高におおいかぶさる増税と国民負担率の増加
◆ 公的保険の保険料引き上げで国民負担は増すばかり
◆ インボイス制度は消費税の機動的引き上げの布石
◆ 内部留保を抱えていても、企業は安易に給料を増やせない
本書の後半では、【対談】荻原博子×森永卓郎「自産自消で豊かに生きる」、「森永卓郎流 混迷の未來を生き抜く処世術」および「荻原博子流 混迷の未來を生き抜く処世術」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ トカイナカではスーパーに出回らない野菜も買える
◆ 国民負担率48%は江戸時代の「五公五民」に匹敵する悪政
◆「小規模・分散・分権」へシフトする
◆ トカイナカは自然災害のリスクにも強い
◆ 多様な趣味を持つ人たちが楽しく過ごせるのが真に豊かな世の中
◆ デフレが進む中では、借金を減らして現金を増やせ
◆ 家計における「棚卸し」の狙いは、「資産と負債の割合」を知ること
◆「固定費」の中で最も大幅削減が可能なのが保険料
この本の締めくくりとして著者は、「どこに住処を構えるのか」から考え直す時代である、と述べています。
あなたも本書を読んで、「お金が増えない時代を乗り切るコツ」を学び、究極のゼロ円生活にチャレンジしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3059日目】