「老後資金として一定の資金を蓄えていても、そのお金が実質的に目減りしてしまう可能性がある」「老後資金の試算の結果、『足りたから大丈夫』と思っていても決して安心はできない」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1977年横浜市生まれ、上智大学文学部哲学科卒、百貨店、税理士事務所、経営コンサルティング会社への勤務を経て、2013年FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、不動産投資に関するアドバイスを中心としたフィナンシャルプランナーとして活動している齋藤岳志さんが書いた、こちらの書籍です。
齋藤岳志『老後が不安 貯金と年金で大丈夫ですか? インフレ到来で「貯めているだけ」は危険』(現代書林)
この本は、著者のところに「老後資金が不安」とのことで相談に来た夫婦をモデルとして、会話形式で、インフレに負けず、お金を活かして不安を解消し、人生を謳歌する方法を解説した書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.老後が心配なので、貯金をしていますがいろいろ不安です
2.知識ゼロから始めるN I S A
3.知識ゼロから始める中古ワンルーム投資
4.資産形成のモデルプランを立てよう!
5.60歳から知っておきたい保険とポイ活
この本の冒頭で著者は、「安心してゆとりある第二の人生を送るために、本書でお勧めする手堅い資産運用を行うことで、しっかりとした資金を確保していただきたい」と述べています。
本書の前半では、「老後が心配なので、貯金をしていますがいろいろ不安です」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆「現金で持っていれば大丈夫」の時代は終わった
◆「年金は収入のひとつの柱」に過ぎない
◆ 1につみたてNISA、2に不動産投資
◆「経験」や「記憶」を配当として受け取る
この本の中盤では、「知識ゼロから始めるN I S A」および「知識ゼロから始める中古ワンルーム投資」ついて解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 投資信託などリスクの低い商品を選ぶ
◆ リスクの低い投資方法は、ドルコスト平均法による積立投資
◆ できるだけ長期に運用する
◆ インデックスファンドを選ぶのがよい
◆ 信託報酬コストの安い商品を選ぶ
◆ 安定収入で年金代わりになる不動産投資
◆ 相続対策や節税になる不動産投資
◆ 持ち家を担保にするやり方もある
◆ 東京圏がお勧め、現地に行く、住むことをイメージ
◆ 単身世帯が増えているため、ワンルームマンションがお勧め
◆ 2階以上、20平方メートル以上、120~130部屋の規模がベター
◆ 相性のいい営業担当と信頼関係を
◆ ワンルームマンション投資の秘訣は「小欲」と「待つこと」
本書の後半では、「資産形成のモデルプランを立てよう!」および「60歳から知っておきたい保険とポイ活」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 資金プランを立てる
◆ 不動産は短期でなく、10~15年の長期保有するもの
◆ 医療保険は「入らない」という選択も
◆ 手書き家計簿がお勧め
この本の締めくくりとして著者は、「お金の本当の価値は、使って初めて味わえるのに・・・」と述べています。
あなたも本書を読んで、日本にもこれからやってくる「大インフレ時代」への対策を立ててみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3224日目】