『プロが教える億を稼ぐ文章術-120万部売れているライターが書く前にやっていること』
「五感を使ってAIが書けないことを書く!」― AIが瞬時に文章を書ける時代になったからこそ、人間にしか書けない文章の価値が高まっています。ジャンル選び、企画、取材、執筆、推敲、売り込みまで、30年以上にわたり第一線で書き続け、累計120万部を売ってきたノンフィクションライターが、「文章を資産にして稼ぎ続ける」ための方法を公開した本があります。
本日紹介するのは、AV女優や風俗、介護、貧困など多様な現場でフィールドワークを重ね、日本社会の病理を独自の視点で描いてきたノンフィクションライターで、『東京貧困女子。』が2019年本屋大賞ノンフィクション本大賞にノミネートされ、WOWOWでドラマ化、『名前のない女たち』シリーズが2度映画化されるなど、数多くのヒット作を世に送り出してきた中村淳彦(なかむら・あつひこ)さんが著した、こちらの書籍です。
中村淳彦『プロが教える億を稼ぐ文章術-120万部売れているライターが書く前にやっていること』(夜間飛行)
生成AIの登場によって、誰でも一定水準の文章を短時間で書ける時代になりました。
しかし、それは同時に「人と同じことを書いていては稼げない時代」になったということでもあります。
著者が提案するのは、AIと文章力を競うことではありません。現場へ行き、人に会い、話を聴き、自分の目で見て、耳で聞き、五感で感じたことを書く。つまり、「AIが書けないことを書く」という戦略です。
著者自身、ウェブ連載『東京貧困女子。』で1億2000万PVを獲得し、書籍化、ドラマ化、コミック化へと展開しました。一度書いた文章が別の媒体やコンテンツへ広がり、長期間にわたって収益を生み続ける。著者はこれを、文章を「資産」にする考え方として説明しています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.文章を資産にして複利で稼ぐ
2.億を稼ぐための「ブルーオーシャン戦略」
3.取材とは「相手に興味を持って傾聴」すること
4.人から聴いた言葉を文章にする
5.書いた文章を一晩寝かせて「推敲」する
本書の前半では、文章を「資産」に変える考え方について、以下のポイントを説明しています。
◆ 一度書いた文章は、長く収益を生む「資産」になる
◆ AI時代こそ、人間にしか書けないテーマを選ぶ
◆ 「不人気×読者がいる」分野にチャンスがある
◆ 人と同じテーマ、同じ意見から意識的に離れる
◆ 独自性のある文章が「複利」で価値を生み出す
この本の中盤では、稼げるテーマの発見と取材について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆「書ける×読者ニーズ×社会ニーズ」の重なりを探す
◆ 誰かの人生には、書くべきテーマが詰まっている
◆ 取材では、相手に心から興味を持つ
◆ 良い質問以上に「傾聴」が重要になる
◆ 五感で得た一次情報が文章の差別化になる
本書の後半では、取材を文章にする技術について考察・提言しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 取材記事には基本となる「型」がある
◆ 書き出しで読者を文章の世界へ引き込む
◆ 構成案をつくってから書き始める
◆ 聞いた言葉を生かしながら物語を組み立てる
◆ 書き終えた文章は一晩寝かせて推敲する
本書を読んで最も印象に残ったのは、「AIが書けないことを書く」という考え方です。
AIが得意なのは、すでに存在する大量の情報を整理し、分かりやすく文章にすることです。だからこそ書き手には、現場へ行き、人に会い、自分だけの一次情報を得ることが求められます。
もう一つ重要なのが、文章を「労働」ではなく「資産」にするという発想です。
1本の記事が書籍、ドラマ、映画、コミックなどへ展開すれば、過去に書いた文章が新しい価値を生み続けます。
その出発点になるのが、「自分が書けること」×「読者が求めていること」×「社会が求めていること」の重なる場所を見つけることです。
AI時代に文章で稼ぎ続けるためには、文章を書く技術だけでは足りません。「何を書くか」「誰に会うか」「何を聴くか」という、書く前の仕事こそが勝負を決める。
ライターだけでなく、ブログ、note、SNS、出版などで情報発信を続けるすべての人にとって、これからの文章術を考えるヒントになる一冊です。
YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、人生100年時代の働き方、定年後キャリア、ひとり起業、資産形成やライフスタイルなど、仕事と人生を豊かにする情報を発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
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では、今日もハッピーな1日を!【4235日目】








